のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

認め合えることのチカラ

昨日は、地域の障がい者の就労支援の事業所や、当事者グループや、オーガニック食材をつかったカフェや八百屋さんや、ほかにもたくさんたくさん集まって開かれた野外イベントで、ステージの裏方の助手をさせてもらった。

 

去年は自分も出店したのだけど、今年は完全に裏方。朝7時過ぎに家を出て夕方4時前に撤収するまで、すごく幸せな時間をもらった。

 

わたしの音楽のボスから声をかけられて挑戦した今回、ボスのスゴさを間近に見て、ちょっと、いや、だいぶ(笑)見直した。

 

いろんなことに敏感で繊細なひとたちが、それぞれの渾身の出し物(歌だったり、ダンスだったり、漫才だったり、スピーチだったり、いろいろ)を携えてステージに上がってくる。リハーサルもなくて、ほんとに「ぶっつけ本番」に近い状況。マイクの本数や立ち位置もその都度違うし、「あれ、聞いてたのと違う」っていうのも何度もあった。

 

でも、ボスは、その都度ものすごくスムーズに、穏やかに、安定して対応していた(そう見える動きだった)。その分というか、助手のわたしにはかなりの「無茶振り」をしてきて、ビビりまくったけど(笑)、でも、ステージにあがる人たちには本当に素晴らしい対応だった。もちろん、司会者や、そのほかのスタッフのみなさんの貢献もたくさんあったとおもうけど、ボスの存在と動きが、大きく作用して舞台はタイムスケジュールほぼぴったりに展開して、終了した。「予定どおり」がよかったというのじゃなくて、途中、しんどくなったり、心が不安定になってしまうひともなく、みなさん、準備してきたものを思う存分披露できていたのが、一番よかったと思う。

 

だからといって、ボスははれものに触るみたいな対応では決してなく、相手のことを「丸ごと」認めていた、そんな感じがした。だから、向こうもボスのことを初対面だけど認めてくれて、そのお互いの「認め合い」がチカラになった、そんな感じ、かな。

 

わたしもその「認め合い」の輪の中に入れてもらって、すごく楽しかった。「音響さん」みたいな動きをしながら、ワクワクしたし、いろんなひとが「自分(わたし)」を表現する姿から、受け取るものがたくさんあった。

 

みんなで生きてるって、こういうことやんなーー、と、いちいち、そう思った。

 

仕事やそれ以外のことで疲れが溜まっていたはずなのに、そして一日中動き回って体は疲れたはずなのに、不思議と一晩明けた今日も「元気ハツラツ」だった。

 

ボスに感謝。

 

ステージに立ったみなさんに、感謝。

 

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(この写真を撮ったときは、まだ「仕込み」が始まったばっかりで、なにもわかってないわたしは、助手のくせして、余裕があった、笑)