きのう、9月1日は「防災の日」。
その由来のひとつは、1923年9月1日に起きた関東大震災。
10万人を超える死者・行方不明者が出た。
地震や津波、台風、洪水などの自然災害に対する認識を深め、備えや対策を強化するために1960年に制定されたもの。
もちろん、そのことを自体を否定はしないのだけど、この国の歴史のなかで、忘れてはいけないことが、ある。
大地震の混乱が続くなかで、「朝鮮人が襲ってくる」「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマが広がって(広げられて)、近所の普通のおっちゃんたちが「自警団」を組織して、何千人もの朝鮮人を虐殺した、ということ。
そのことは、認識していたわたしだけれど、知るべきことは、まだ、あった。
「福田村事件」―――。
森達也監督が、来年の9月1日をめざして、クラウドファンディングで支援を呼びかけ、撮影をスタートさせた映画をとおして、初めて知った事件。
デマと誤解で9人殺害…「福田村事件」を映画にしたい 森達也監督がクラウドファンディング:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
朝鮮人への差別と、部落への差別が重なって起きたこの事件を、いまのこの日本で映画にすることの困難さを想像して、そこに立ち向かう森監督をはじめとする制作スタッフの方たち、俳優さんたちの決意と行動に、心から賛同したい。そして、自分にできることを考えたい。
「知らなかったこと」の前を「知らなかった」ままで素通りしたくない。
クラウドファンディングを知るのが遅くて、すでに目標額に到達して締め切られてしまったのが残念だけど、でも、少しでもこの映画のことを、福田村事件のことを知ってもらうためのアクションは、ちっちゃくても起こせる。
歴史は、過ちを繰り返さないために学ぶもの。
過ちを繰り返してはいけないのは、
権力者だけではないと思う。
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昨日の焼き茄子の文章に、たくさんコメントをありがとうございます。
で、早速やってみました。
「焼きピーマン」。
焼き上がって表面の薄皮をめくったら、いつものピーマンが、なんとも柔らかくて、甘くて、おいしさ100倍でした。
教えてくださってありがとうございます。
ごちそうさまでした!!