のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

ボヘミアン・ラプソディ、再び。

週末は忙しいけど慌ただしくはなくて、どこかゆったりと、多彩で、いろいろと発見のある時間になった。


しばらく前から相棒ちゃんにリクエストを受けていた「チャプチェ(韓国の春雨と野菜とお肉の和え物)」。

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人参、パプリカ、しいたけ、玉ねぎ、ニラに刻んで、牛肉の切り落としを醤油や胡麻油、お酒、おろしにんにくをギュギュッともみこんで、春雨(さつまいもが原料でモチモチ)を茹でてザルに上げてお水で締めてぎゅっと絞る。お肉を炒めたら野菜を順番に投入して「カラフル野菜炒め」を作る。春雨に「カラフル野菜炒め」を混ぜて(和えて)、醤油、砂糖、胡麻油、こしょう、白ごまなどで味付け。

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あまりに美味しくできたので、ドライブがてら、相棒ちゃんと一緒に頑固一徹おかんに届けた。「こんな遅くに疲れてるやろ」とか言いながら、とてもうれしそうだった。

日曜日は、思い立って食器棚の引き出しを整理した。またそのうちぐちゃぐちゃになるけど(笑)、でも片付くと気持ちもすっきりする。
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韓国語検定を受けに行ってきた相棒ちゃんを乗せて、夕方から近くのホームセンターへ。細々と100均で買い物して、屋上駐車場に戻ったら、すごくきれいな夕方の空だった。
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月曜の朝がきて、お弁当を作る。ゆうべの焼肉のピーマンが申し訳程度残っていたので、ハムとチーズを混ぜてオムレツ風の卵焼きにした。ちょっとサボってかまぼこをおかずに投入した。

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切ったらこんな感じ。きれい。
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開けたら色で元気が出てきそうなお弁当が目標。
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で、どこがボヘミアン・ラプソディやねん?

そんなこんなの週末のなかで、テレビで映画「ボヘミアン・ラプソディ」が吹き替え版で放映された。わたしは吹き替えが好きじゃないし、途中でCMが入るのもいやなので観るつもりなかったのだけど、意外にも相棒ちゃんが食らいつくようにして観た。

中学生のとき、映画館に友だちと観に行って以来。家にDVDは買ってあるけど、そしてわたしは何回か観ているけど、相棒ちゃんはあまり興味なさそうだった。

今回は、どうしたわけか。

でも、思えばこの年代の一年、二年って、ものすごく変化してる、成長してる。だから、きっと感じることも違うだろうと納得して、テーブルを挟んで向かい側でわたしも一緒に観た。

相棒ちゃんは途中、フレディが孤独のなかでお金にまみれていくところを「あぁ、ここから先は悲しくなるから観たくないなぁ」と言いながら、でもじっと前のめりで観ていた。そして「あ、そういうことやったんか」と何度かボソッと独り言をもらして、そしてちょっと泣きそうになっていた。とくに、ステージからお母さんに投げキッスをしたところ。その様子を眺めながら、わたしも泣きそうになった。相棒ちゃんがひととしてメキメキと枝を伸ばしているのがひしひしと伝わってきたひとときだった。

そんなことを思い出しながら読みたくなった本がある。

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いつも心にじっくり沁みてくる文章を書かれる森達也さん。彼が聴いてきた音楽について書かれたエッセイ集。そのなかに「ボヘミアン・ラプソディ」もある。

久しぶりに読んでみて、前に読んだときより、もっとグッときた。リアルタイムでは聴けなかったけど、これから、その時々の自分のこころで聴き続けたいと強く思った。そして、森さんの文章も、繰り返し、思い出したように、読もうと思った。  



そう、そんなふうに。音楽も本も、いつも手の届くところに。