nonchiのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

わたしの「しあわせな場所」づくり。

みなさま、おはようございます。

土曜日の朝、nonchi の家では、朝から洗濯機が酷使されています(笑)。おひさまも元気に照ってくれそうだし、今日は「洗濯DAY」だよ~~。

 

きのうは、仕事のあと、建築士さんとお会いして1時間ぐらい話しました。というのは、わたし、おかんの住んでいた家に移り住むべく、キッチンを中心にリフォームを一級建築士さんと一緒に進めています。

 

リフォームのデザイン、昨日の打ち合わせでほぼ固まりました。仕事が忙しい私にあわせて、丁寧に対応してくださり、昨日あらためて振り返ると、8月はじめから、いろいろ相談を始めて、ここまでかかりました。

 

正直、お金もそれなりにかかります。が、わたしにとってキッチンと、そこからつながるリビングは、日々の暮らし(家で過ごす時間)のほとんどがそこで展開するので、ほんとに「しあわせな場所」にしたかったのです。

 

話せば長くなるし、これを話すと、ものすごくプライベート情報なので、ちょっとはしょります。もともとは頑固一徹おかんがひとりで住むのに建てた家。そこに娘とわたしが加わり、そして離れて、戻って、もう一度離れて。そして最終、いまはおかんがその家を離れました。わたしと娘は別の場所に暮らしているけど、せっかくおかんが建てた家。やっぱり大事にしなきゃいけないんじゃないのかな、と。そして、これからわたしが生きていくにも、それは貴重なおかんからの財産なんじゃないかな、という話をおかんともした上で、わたしと娘が、おかんの家で暮らすことに決めました。(おかんは別の場所で引き続き暮らします。)

 

そのとき、同時に決めたこと。

 

キッチンを、わたしのいちばんしあわせな場所にすること。

 

ご縁があって、とてもすてきな一級建築士さんに助けていただくことになり、その奥さまにもお世話になりました。

 

リフォームの打ち合わせが始まって3回目に、その奥さまに、キッチンのレイアウトと収納のことなどで相談にのってもらう時間をつくりました。

 

わたしが、「しっかりその道のお勉強をしたひとに指南してもらって、それをしっかり実践できるように、レイアウトも考えたい」と言ったのに対して、奥さまがおっしゃったことを、わたしはずっと忘れないと思うんです。

 

「それは、順番が逆だと思うんです。いちばん大事なことは、〇〇さんが、どんなふうに暮らしていきたいか、っていうことなんじゃないでしょうか。朝起きて、何から始めて、どんなふうに動いて、お茶碗をどんなふうに並べて、服をどんなふうに着替えて、どんなふうに出かけて、帰ってきて、そしてどんな風にエプロンを着けて、キッチンに立ちたいか。そこから始まるんじゃないでしょうか。そこからしか始まらないんじゃないでしょうか」―――。

 

わたし、感動しました。ちょっと言葉が出なくて、泣きそうになりました。

 

『あなたの暮らし。それがいちばん大事』。

 

そうなんだ。仕事と睡眠の間に、粗雑に、その場しのぎみたいに流れてしまっている時間。そこに、わたしの暮らしがあるんだ。それを、大事にできる、たのしめる、そこにしあわせを見つけられる、感じられる、育てられる、そんな場所を創りたい。

 

そこから、このリフォームが一気に動き出しました。

 

昨日も、建築士さんと振り返って笑ったけど、「あの奥さん(建築士さんも妻さんのことを「奥さん」と呼ばれます。それが、なんとも、わたしは好き。)のひと言が、今回のリフォームのカギでしたね。ボクのしごとは、ただそれを形にしただけなんだよなぁ(笑)。」って。でも、そう言える夫さん、そして建築士さんって、わたし、すごいと思います。

 

奥さまの、その言葉をもらってから、わたしが朝起きてから、仕事に行って、帰って来て、寝るまでの動きを細かく「見える化」して、そのときに、どんなふうに動くのが一番無理や無駄がないか、快適か、っていうことを考えながら、それをひとつひとつ設計に組み込んでもらい、キッチンの寸法や、棚の配置、照明の位置や、引き出しのサイズまで、ほんとうに細かく、細かく、一緒に考えてもらいました。

 

わたし、この約半年で思ったんですけど、「どんなかたちの家に暮らすか」っていうことは、「どんなふうに生きるか」っていうことに深くつながっている。わたしみたいに、起きている時間の大半を仕事で費やしているひとにとって、おうちで、どんなふうに過ごせるか、ということは、生きることの質に直結するんじゃないかなって。正直、そこをものすごく軽視してきました。その場しのぎ、いきあたりばったりに暮らしていくなかで、不必要にモノがたくさんになり、そのモノに支配され、翻弄されて暮らしてきた気がします。おかんが「あんたに、もっと豊かに生きてほしい。ちゃんと、自分を大事にして、活き活きと暮らしてほしい」って言ったんです。「そのために、あの家を使いなさい」って。だから、今回の大改造は、わたしの人生の新たなスタートにしたい。せっかく譲り受けるおうち、大事に大事に、自分がしあわせに時間を送れる場所にしたいと思っています。

 

一昨日、奈良の志賀直哉旧居を訪ねました。

当初から、そのことを期待していたわけじゃないけど、門をくぐって、おうちのなかに足を踏み入れて、そのすべてが、この大改造の「ヒント」のかたまりでした。「どんなふうに暮らしたいか。どんなふうに生きたいか」。それは、贅沢とイコールではありませんでした。ひとの日々の暮らしのひとつひとつの動き、それが連なった動線、時間の流れ、家族のかかわり、仕事、こころの「収めどころ」、そういうもののすべてが、おうちのなかに詰まっている。それを教えてもらった気がしています。

 

実際に工事が始まるのはまだ先になりますが、わたしも、いまの住まいのなかで、準備を始めています。その時間も愉しみながら、初夏には新たな暮らしを…。

 

さぁ、まわしていた洗濯機が「ピーッ、ピーッ」と「おしまい」を告げています。洗濯物を干したら、今日は韓国語レッスン。

 

元気に、週末を過ごしたいと思います。

 

みなさんも、それぞれの週末を♡

 

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志賀直哉旧居の玄関に咲いていました。