のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

ズッコケ三者懇談(前編)

みなさま、こんにちは。

朝から寒い&雨・・・テンションあがらんわ。洗濯は乾かないし、歩き方がイケてないせいか、ふくらはぎの裏側に雨の跳ね上がりがたっぷりで冷たい。スカートをはくとタイツが、パンツだとダイレクトにそのままパンツが濡れる。冷たいうえにカッコ悪い。

 

それはそうと。

本日、我が家の中3娘の三者懇談。ほんとなら、3回目のはずなんですけど、わたしの仕事が忙しくて、先生とうまく予定が調整できず、なんやかんや言ってるうちに時期を逸したのと、別件でご迷惑をおかけし、その直後の家庭訪問で「おまえのおかんと一番長く喋った」と先生がおっしゃるぐらいの爆裂トークをした経緯もあって、中3の学年初めての三者懇談が、最後の三者懇談ということに相成りました・・・。夕方、職場をちょっと早めに出て、自宅で娘と合流して学校へ向かう予定でございます。

 

で、一応、中学1、2年生時の三者懇談を想起するに、

1年時 ➡ 家庭訪問時から、担任の先生に子どもへの「愛」と、保護者への最低限の敬意を感じられず、それにめっちゃムカついた私は、「あぁ、この先生(正直な気分としては、「こいつ」。すみません、ガラが悪くて。でもでも、そんぐらい呆れることがあったわけデス)に話したいことも、聴きたいこともないわ」と思ってしまい、娘がいまだに「おかあさん、あれは、なかなかに衝撃やった(笑)」と言うのですが、先生から「おかあさん、なにかありますか?」って聞かれて、「いえ、別に申し上げたいことも、伺いたいこともございません。もうよろしいでしょうか?」って言い放ち、そこで懇談が強制終了してしまったという顛末。

 

2年時 ➡ 1年生の担任とは別の先生。この先生は、ちゃんと「ひとの気持ちがわかる」先生だったので、割とちゃんとお話ができた。娘の学校での様子に「わたしの知らない世界」はそれほどなくて、「あぁ、やっぱりね~~」的なかんじ。クラスでの影響力がまあまあ大きかったようで、「〇〇がサボれば、みんなサボるし、〇〇がアツくなると、みんなもアツくなるんですわ」と言われて、娘がぐにゃぐにゃになって照れていたのが印象的だったのと、「将来何になりたいねん?」って先生に聞かれて、これまたぐにゃぐにゃになって「えぇぇぇぇぇぇ~~~、ナース、です」って言ったのも心に残っています(これ、蛙の子は蛙、です)。

 

そして、いよいよ、今回。ですが、その前の「別件でのご迷惑」ね。

これは、「〇〇まさかの行方不明騒ぎ」。

 

 

娘が中3になりたての、ある日、私が仕事をしていると、スマホに着信が。

 

*********

 

わたし「(え?!学校からやん、何、何? 〇〇、何かしたんかな?!)」

 

学年担当の先生(以下、「先生」)「もしもし、〇〇さんのお母様でしょうか?」

 

わたし「はい。〇〇、何かしましたか?!」

 

先生「いえいえ。お母様(この「さま」が気持ち悪いんですけど)、〇〇さんですね、まだ学校にお見えになってなくて、連絡もいただいておりませんので、お電話させていただいた次第です」

 

わたし「え~~~~!?!?」

ここで注釈。娘は朝が弱いです。早く寝ても弱いです。で、毎日目覚まし時計を大音量でかけていますが、止めるのだけ得意で、起きてきません。最初は「〇〇~~、起きなさいや~~」と言って起こしてやっていましたが、だんだん「なんでそこまでせなあかんの。それぐらい責任取ってもらおうぜ」って、わたしの心の声がおっきくなり、「もぉ、おかあさんは、あんたが起きなかっても知らんからね。それぐらいは自分で責任持ちなさい」と本人にも通告して、「起きるのを見届けるまで起こし続ける」ことをやめました。

そうすると、私のほうが先に出勤することが、わりと頻繁にある。一応、出がけには娘のベッドに向かって「〇〇~~、おかあさん、行くからね」と一声かけ、「・・・はぁい・・・」という声は聞き届けてからドアを出るようにはしておりました。

そんななかでの、この事態。

 

わたし「先生、恐らく、なんですけど、〇〇は、まだ家で寝てると思います。でも、思います、では親としての責任を果たしてないと思いますので、いまから〇〇のスマホに電話を入れて、それでも出なかったら、わたしが仕事を抜けて自宅へ確認しに行ってきます。そのうえで、あらためてご連絡させていただきます」

 

先生「まぁ、お母様、お仕事中なのに、そんな、申し訳ございません。それでは、そのようにお願いできますでしょうか」

 

****電話を切る****

 

娘のスマホに電話を入れますが、まったく反応なし。99.9%寝てると思いましたですよ。でも、でも、何だかんだ悪態ついても、一応はわたしの「ひとり娘」なワケでして。これ、もしかして、ほんまに行方不明やったらどうすんの?(これまた、実は、過去に、なかなかにドキドキな『あわや行方不明事件』があったんです。小学校高学年のとき、友だち数人で遊んでたら、えげつない夕立がきて、雨宿りしてたらしいけど、こっちは真っ暗になっても連絡なしで帰ってこないし、夕立がすごくて近くの川が氾濫寸前までいってるし、もぉ、心臓が飛び出しそうにドキドキして、思いつく限りの友だちのところに電話したりしながら・・・しながら。結局どうなったかといいますと、激しい雨のなか、娘はどうしていいかわからず、友だちと、近くのマンションの管理人室へ助けを求めます。そして、そこで、管理人室の電話をお借りして、私に電話してきたときには、私が警察に相談する一歩手前だった、という‥‥。わたしは、マンションの管理人さん、小学校の担任の先生、校長先生がおられる前で、号泣して娘を抱きしめた、という事件)

 

だから、やっぱりこの時も、少なからずドキドキしながら、仕事を中断して車を飛ばして家へ向かいました。

家まで半分ぐらい走らせたところで、再び学校からの着信。

 

先生「お母様ですか? あのですね、ただいま、〇〇さんが、無事登校していらっしゃいました。無事ですので、安心いたしました。いかがいたしましょう?」

 

わたし「〇〇に電話をかわっていただけますか?」

 

娘「・・・・・もしもし、おかあさんですか? ご心配をおかけして申し訳ございません。いま、学校に来ました・・・・」

 

実はわたし、ここで、あわや、吹き出しそうになりまして。「ご心配をおかけして申し訳ございません」って、あんた、なに、その敬語? ビビってんの? おかあさんの怒りを鎮めるために、ココは丁寧に、敬って・・・・って思ったん? そんなこと考える余裕があるのか、はたまた、そこまでビビッているのか? 

 

わたし「心配しましたよ。わかってるよね。先生にちゃんとお詫び言いなさいよ。帰ってからゆっくりお話ししましょう。先生にかわって」

 

娘「はい、わかりました。すみませんでした」

 

以下、先生とのやりとりのあと、電話を切りました。その日、帰宅してからの娘へのお説教ですけど、以前なら、かなりこっぴどくやりましたけど、もぉ、これね、自己責任。これで「遅刻」がついて、内申書にも、そりゃ影響もしますし、それもこれも、全部、あんたの責任。それだけ言いました。娘は、たぶん、おもいっきりヤラれると思っていたのでしょうね、「え、もう終わりですか?」みたいに、ちょっとキョトンとしてましたです。

 

で、ほどなくして「家庭訪問」がありまして。

担任の先生は、なかなかの苦労人で、しかも体育会系のアツい男子。

わたしの「自己責任」論に、いたく賛同してくださり、「僕もその方針でいいと思います。〇〇は、やるときはやりますよ。やらへんときは、やりませんけどね(笑)。最終的なとこでギュッと締めていただいたら、あとは自分で考えさせましょ。僕もそのかんじでやりますんで」と。

 

その後、もう1回、「まだ登校してません」事件がありましたが、いまは何とか、ぎりぎりセーフみたいです。

 

そんななかでの、本日の「最初で最後の三者懇談」。

 

娘に、「あんた、先生に言われて困ること、何かある? ビビってる?」と聞いたところ、「なんもない。別に緊張もしてない。〇〇は、呑気やから。先生にも友だちにも、あんたは国宝級に呑気やって言われる。あ、そうや、『呑気』って辞書で引いてみよ」

 

「おかあさ~ん、『心配や苦労がないさま』やって~~~。ほんまや、〇〇、そのとおりやわ」

 

お~~~い!!!

あんた、ほんま、誰の子じゃい???

わたし、こんなに心配性で、苦労があるのに、あんた、何なん???

 

笑えました。っていうか、笑うしかないわ。

 

そんな前振りをしたうえで、本日夕方の三者懇談、またご報告させていただきます。

 

長々、おつきあいくださり、まことにありがとうございます。久しぶりに娘の中学3年間を振り返り、あたまとこころの整理ができました(笑)。

 

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写真は、娘と韓国のソウルへ女子旅に行ったときの「地下鉄カード」。これにお金をチャージして「ピッ」と改札にかざすヤツです。「おかあさん、ペアにしようや♡」とチョイス。こんなこと、いつまで言うてくれるのか。いつか巣立っていくんだわねぇ。ふと、思いました。