のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

おかんが「LIVE AID」を知っていた!!

みなさま、こんばんは。

nonchi は若干興奮気味でありまして、テンション高く、長文になる可能性を予めお伝えしておきます。

 

わたし、「ボヘミアン ラプソディ」を4DXのレイトショーでひとり鑑賞、そして「映画の日」に娘に誘われて2回目の鑑賞と進み、「LIVE AID」のホンモノを観たくなり、数日前に「伝説の証~ロック・モントリオール1981&ライヴ・エイド1985」を注文し、本日帰宅時にポストに届いておりました。

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ワクワク・そわそわしながら食事の準備をして、急きょお泊りに来た頑固一徹ばあちゃん(わたしのおかん)と娘と、久々女子3人でテーブルを囲みました。NHK「クローズアップ現代」でも「ボヘミアン ラプソディ」のヒットが取り上げられることを知り、娘に録画を依頼。ちゃっちゃと後片付けをして、「はやく自由時間をつくろう」と企みながら、娘を塾へ送り出し、ばあちゃんには入浴剤入りのあったかいお風呂を準備して「どうぞお先に」とお声掛け・・・・。

 

そして、いよいよ、パッケージのビニールをピリピリ~~っと開封してプレイヤーのトレイにディスクをのっけて、鑑賞スタート。

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まずは1981年のライブから。

「若いっっ!!」そして「カッコいい!!」そもそも、30年以上前のライブの映像とは思えない鮮明さと、カメラワークの斬新さに驚きました。そして、フレディだけが突出しているのじゃなく、この4人だからこそ「すごい」んだと再認識。客席の若者たちのキラキラの眼、そこに向かって飛び込んでいきそうな勢いのフレディ。ドラムも、ギターも、ベースも、「これぞクイーン節」(とかって、ぜんぜん初心者なのに、わかったようなこと言ってスミマセン。でも、あんまりわかってないけど「これぞ」って思ってしまうオーラが、間違いなく、あるのです)、

 

でもね、でもね、わたし、待ちきれずに、申し訳ありませんが「LIVE AID」まで、途中から「早送り」してしまいました。ごめん、ほんと、ごめん。

 

そして登場した、「ホンモノのLIVE AID」。

 

当たり前だけどね、「ホンモノ」。本物のフレディが、そこにいました。全身で、ステージいっぱい、踊るように動き回って、「このステージに立っている」ことを彼自身が一番たのしみ、誇りに思っているんだなぁって感じた。同時に、映画の「LIVE AID」が、どれほど丁寧に作り込まれていたかということにも圧倒された。フレディの、クイーンの熱烈ファンの方がたのなかには、いろいろと納得できない部分があられるらしいこと、いろんなところで目にするけれど、わたしには、そこまでの分析はできなくて、「よくぞ、ここまで」という思いしかない。フレディへの愛情、リスペクトがなければ、できなかったことだと、「ホンモノ」を観て、あらためて、そう感じた。

 

・・・・というのを、娘が塾へ、ばあちゃんがお風呂へ行っている間に満喫していたのだけど、ラストのところで「時間切れ」。ばあちゃんがお風呂からあがってきてしまいました。

 

ばあちゃん「あんた、何を観てんの?」

 

わたし「あぁ、コンサートの映像」

 

ばあちゃん「どんなコンサート?」

 

わたし(説明が長くなるなぁ、ちょっとしんどいなぁ、と思いつつ)

   「LIVE AIDっていう、もう30年以上前のコンサート」

 

ばあちゃん「(客席を映した場面を観て)えらいたくさんお客さんやなぁ」

 

わたし「チャリティ・コンサートやってん。7万人以上いてはる」

 

ばあちゃん「ん?それ、なんか、憶えてるで」

 

わたし「・・・・えっ?! 知ってんの?ばあちゃん?」

 

ばあちゃん「あぁ、これこれ、知ってるわ。あの、アフリカのひとたちを飢餓から救えっていうやつやろ?」

 

わたし「・・・それそれ!! すごい、ばあちゃん、なんで知ってんの?」

 

ばあちゃん「ニュースで言うてた。うるさい音楽のおにいちゃんらが、ギャラなしでコンサートしたって言うてたのは憶えてるわ。なんとすばらしいなぁと思って、鳥肌が立つきもちやったの、憶えてるで。いま、これとおんなじこと、できるんかなぁ。こんだけ集まるやろか。すごいなぁ、ほんまに」

 

もぉ、わたし、びっくりです。まさか、まさか、まさか。母娘3代!!! そこへ塾から娘が帰宅。

 

娘「おかあさ~ん、何観てんの?」

 

わたし「あの、映画の最後のライブシーンあったやろ? あのライブのホンモノの映像」

 

娘「そんなんあるん?! めっちゃええやん。〇〇も観たい!!」

 

わたし「あんな、〇〇、ばあちゃんもこのライブのこと知ってたよ」

 

娘「うっそ~~、スゴいやんか。いいなぁリアルタイムで知ってたなんて。あ、おかあさん、〇〇は、日曜日に友だちともう1回ボヘミアン ラプソディを観に行くから。友だちが、めっちゃ観たいって。〇〇の紹介コメントが多分、めっちゃ心に響いたんやと思うわ。よかった、うれしいねん」

 

わぁ、2回目ですか。しかも友だちと一緒に・・・。スゴイわ、素晴らしいわ。思わず「お金はおかあさんが出してあげるわ」って言いそうでしたけど(笑)、こらえました。友だちと一緒に観たら、どんなふうに感じるんだろうなぁ、観終わったら、どんな話をするんだろうなぁ、楽しみだな。

 

ところで、購入したライブ映像の解説の文章を読んで、わたしの知らないクイーンのこと、いっぱい知ることができました。あのLIVE AIDの直近、クイーンがいろんな意味で危機的状況にあったことを知り、その状況を打ち破るきっかけになったLIVE AIDのステージは、それは神々しくて当然だわねと思いました。彼らは、ほんとうにあのステージに「賭けていた」んだと思う。そういうステージだったんだ。

 

その、あらたな発見をうけて、なおさら、わたしも、もう1回観たくなりました。いつもなら、「あんた、そんな何回も、時間がもったいないやないの」って口出ししてくるばあちゃんが、「そら、何回でも、観たいだけ、観たらええわ」と言いました。

 

うちの女子3世代、しばらく「クイーン」つながりで、仲良くやっていけそうです(笑)。ありがとう、フレディ!! 


追記

でも、ふと考えたら、わたしも「LIVE AID」を記憶していておかしくないはずなんですよね。17歳ですもん。でも、ないのです。「We Are The World」は知ってたけど。なんでかな。何してたん、わたし?どこをみて、何を考える高校生だったんかな? ちょっとほろ苦い気持ちにもなりつつ・・・。