のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

ちょいと、クリスマスなかんじ。

みなさま、こんにちは。
遅めのお昼休憩中の投稿でございます。今日も「ほんまに12月ですか?」と空に向かって訊きたくなるあったかさ(っていうより、ちょっと暑いです)、これ、逆に体調によろしくないかんじ、しますね。体内カレンダーは「はい、もう冬ですよ」っていう方向で動き始めたいのに、ぜんぜん寒くならないのって、ペースを乱される感じです。みなさまも、ちょっとつんのめるかんじの日々だと思いますので、風邪とかひかないでくださいね~~。

さて、先週の土曜日、韓国語のレッスンのあとのぶらぶら散歩で、かわいいリースをみつけたので、買いました。ドアの外側に飾ろうかな、とも思ったのですが、朝、出かけるときに、一瞬かわいいものを見て、「よしっっ、今日もがんばりましょう!!」っていう気分を盛り上げるために、内側に飾りました。

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キラキラのリースの中に、鳥ちゃんが1羽、ちょこんと佇んでおります。実物は、ラメが写真よりもキラキラして、淡いピンクもとってもかわいいです。定番のクリスマスリースもいいけど、こういうのも、ちょっと変わってて、かわいいですよね。

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こんなふうに、飾り物、あれこれ考えられるようになったのって、娘がいてくれるから、です。わたしはお雛さまも、クリスマスツリーもない家庭に育ちました。母(このブログに頑固一徹おかん、の称号で登場する女子)は、「そんな時間ない」と言い切ってしまう、タフなひとでした。クリスマスケーキもなかった。「イチゴの高い季節に、おいしくないイチゴを載せて、生クリームで飾り立てたケーキなんか、買わんでもいい」って、まぁ、正しいと言えば正しいが、それ、夢も希望もないじゃん、と思うセリフを、普通に吐いていた。だけど、わたしは「おかあさん、忙しいし、無理な注文は、せんとこう」って自主規制をかけていましたし、3つ年下の弟が、能天気にそれを母におねだりしようとしたら、けっこう怒って制止した覚えがあります。

でも、というか、だからこそ、「わたしに子どもができたら、絶対に季節を意識して飾りつけとか、ちゃんとするもん」って思ってた。でも、実際に子どもができて、その後シングルマザーになって、働くことに必死な時期のなかで、「そろそろお雛さんやなぁ」と思っていたら、「あ、気付けば3月も半ばだ」っていうようなこと、あるいはクリスマスツリーを出す時間の余裕がないことを、何度も経験しました。クリスマスパーティとか、お友だちを家に呼んであげて開いたこともありません。そして、わたしの娘も小さい頃は、「おかあさん、うちも、パーティしてほしい」とか「お雛さん飾ってほしい」とか、ねだったことがなかった。

それが、ここ数年、中学生になってから、かな。「おかあさん、季節の飾り物、もうちょっと、かわいく、ちゃんとしようや」って言うようになって、その飾りつけを、自分も一緒になってするようになりました。「〇〇、こういうの、好きやねん」って、いまごろになってようやく「白状」しはりました。「あぁ~、言えなかったんだ」と思いました。してほしかったけど、わたしが忙しそうやから、そこまで望んだらかわいそうだと思って、言えなかった、というか、言わなかったんだなぁと思いました。


それがわかってからは、できるだけの飾りつけとか、クリスマスケーキとか、できる範囲でですが、準備するようになりました。ほんと、ささやかな、かわいいもんですけど。そうすると、自分もちょっとだけ幸せな気持ちになれる。とくに、「雪だるま・トナカイ・サンタさん」チームは、なんだか「力を合わせて」っていうかんじが、微笑ましくて、きもちがほぐれます。


「クリスマスなんて、悠長に言うてる場合じゃないわ」と言った、かつての母の大変さを想像しながら、そんななかでも、ちゃんと育ててもらったことを感謝もしながら、今日も玄関を出てきた nonchi です。

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