のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

ひとりになりたいとき。

母娘(今日のお話での母娘はわたしと相棒ちゃん)の仲は悪くないほうだと思う。いや、かなりいいんだと思う。でも、時々ものすごく腹が立ってしまうことがある。

 

ひとつは、何でも「やりっぱなし」にするところ。たとえばドライヤーを使い終わったらコンセントをちゃんとまとめて付属のマジックテープでまとめてからカゴにしまってほしい。お料理を作り終わったら、ガスコンロの周りをちゃんと拭いてほしい。洗濯物を畳んであげたらちゃんと自分の引き出しにしまってほしい。そういう生活のなかの細々した 「やりっぱなし」の後始末を黙ってしている自分に時々無性に腹が立つ。

 

それと、リビングのテレビで当たり前みたいに自分の好きな動画やドラマを流すところ。お風呂での鼻歌は許すけど、リビングは共有スペースやんか、と思ってしまう。自分のお部屋でどうぞ心置きなく、と思うけど、残念というか何というか、相棒ちゃんはリビングが大好きときたもんだから、非常に具合が悪い。

 

おおらかなところ、小さいことに拘らないところ、打たれ強いところ(もしかすると、すぐ忘れられるところ、と言ったほうがより正確かも)はとても素敵だと思っているけど、プラスマイナスで帳消しになるものでもなく、なんだかモヤモヤ、沸々、心を乱される。

 

そういうときに、わたしのほうがリビングから離れてひとりになれる場所を、という発想について、光熱費(いまは暖房代)が高くつくのであんまり積極的に動いてこなかったのだけど、昨日はとうとう「これは光熱費よりおっきな話だわ」と思い至り、半日かけて机や棚を動かして、自分用の「静かになれるスペース」を整えた。

 

扉2枚、リビングから離れているので、しーんとしている。まだまだ細かいところの片付けは必要だけど、そもそも、その片付けを静かに音楽を聴きながらできるのは画期的。

 

いくら母娘でも、もちろん別人格だし、すべて私の言うようにしなさいなんて思っていない。ただ、人として、いつか誰かと協同で暮らしを営むときに、いや、ひとりのままだったとしても、本当の意味での自立、自律は必要だと思う。私自身も立派にそれを実践できているわけではないけど、でも、発展途上の者同士、助け合いながら、一緒にやっていきたい、そう思っている。

 

そんなことやら、あんなことを、私自身も心落ち着けて考える時間や場所は大切だから、この机の上は、荷物置き場にはせず、ちゃんと整えておきたいと思う。

 

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