のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

考えることから逃げない。

最近、新聞やらテレビやラジオのニュースから目や耳を遠ざけたくなることがあまりに多い。とくに大阪に暮らしていると、「もうええ加減にして」と思うことだらけだ。

 

そんな現実がしんどくて、仕事でヘトヘトになっているというのを言い訳に、何日も新聞を読まなかったり、通勤の車のなかでも心地のいい音楽を流していたり、しているわたし。

 

でも、やっぱり、それじゃいかんよな、と思う。

 

さっきから、相棒ちゃんとの待ち合わせまでの時間調整でカフェでカモミールティを頼んで、大好きな雑誌『暮しの手帖』のページをめくっているのだけど、ドーンと目に入ってきた見出しにガーンときた。

 

「もう二度と

戦争を

起こさないために、

一人ひとりが

暮らしを

大切にする

世の中にしたい」

 

本文にさらにガーーンときた。

 

・・・・・

「誰もかれもがなだれをうって戦争に突っ込んでいった」そんな世の中にしないためには、一人ひとりが自分の頭で考え、「国」をはじめとする大きな権力に騙されないことが大切だ。

・・・・・

 

あー、逃げてちゃいかんな。

 

騙されてももちろんいけないけど、目を背けるのはもっといけない。

 

考えることを放棄してはいけない。

 

もはや「戦後」ではない。それは事実だと思う。でも「戦前」にしてしまっていいのか。それは極端に尖った発想でも何でもなく、ものすごく現実味を帯びてしまっている。

 

そのことを突きつけられるような出来事が多すぎるけど、でも、見ないで、聞かないでいたら、それを黙って認めることになる。

 

楽ではないけど、でも、やっぱり、逃げちゃだめだな。

 

リラックスするつもりで頼んだカモミールティーだったけど、読みながら、考えながら、この短い文章を書く間に、すっかり冷めてしまった。

 

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