のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

司令塔、華麗なる手際。

昨日、久しぶりに台所をちゃんときれいにしたら、途端にいいことがあった。

 

夕方、わたしがリビングで手織りをしていたら、コリアンタウンに遊びに行っていた相棒ちゃんが「おかあさん、おいしいキムチ買ってきたから、晩ごはんは韓国っぽくしようや」と提案してくれた。

 

 

「ヤンニョムチキンとチヂミでいい?」

 

 

「〇〇が作ってくれるなら、なんでもよろこんでいただきますっっ!!」と答えたら、「ニラと豚バラと、鶏モモ肉と卵、買ってきて」とおつかいを頼まれた。

 

 

「はいっっ!!」ととびきりいいお返事をして、駅前のスーパーへダッシュ。

 

 

相棒ちゃんが好きそうなパンとアイスクリームも含めて大急ぎで買って帰宅。

 

 

そこからの相棒ちゃんの手際に、まさに、見とれた。

 

最近、相棒ちゃんは居酒屋のホール担当のバイトを減らして、韓国料理屋さんのキッチンで「揚げ物担当」をしている。直接の担当は揚げ物だけど、こないだ聞いたところによると、店長さんからは「〇〇は司令塔で頼む」と言われているらしい。

 

「おかあさん、定食って、キッチンではほんまに大変なんやで。熱いものをタイミングを揃えてトレイにのせるのって、ほんま、難しいねんで。スープが冷めてるとか、そらお客さんとしたら文句言いたくなるやろうけどな、キッチンのなかはほんまに大変やねん。外からみたらわからんやろうけどな」と、作る側の裏事情を熱弁する姿は、確かに、ちょっとカッコよかったもんね。

 

手織りをしながら、カウンターの向こうの相棒ちゃんをチラチラと観察し、「なんか手伝おうか?」とか言ってみたりしたけど、「いい、自分の段取りがあるから、いらん」って言われたので、取り皿とお箸を揃えただけで、あとはただただ眺めていた。

 

これが、本当に華麗なる手際、なのだった。

 

途中、あまりにおいしそうでつまみ食いしそうになったけど、「あかん、出来るまで待って」と叱られて、食べさせてもらえなかった。

 

そうして出来上がった、晩ごはん。

 

 

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これ、本当に、おいしすぎた。

 

もちろん、どれも「アツアツ」。

 

いやぁ、すごいわ、ほんとに。いつの間に、こんなに成長したのだろうか。

 

「司令塔」と呼ばれるのもわかる気がする手際だった。

 

 

 

台所って、ほんと、大事な場所。

 

わたしたち家族をつなぐ場所、わたしたち家族が元気になれる場所。