のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

シナリオ、第2幕へ。

昨日、大雨警報が出るなか、父と父のつれあいが入院した。

・・・というか、入院させた。

 

そもそも、誰がどこから見ても、もう、この2人での在宅生活は破綻していたのだけれど、父の諦めと覚悟が足りなくて、わたしを含むいろんな人に、言葉は悪いが「すがりながら」綱渡りで続けていた。

 

つれあいの緊急入所期間が3か月。退所して家に戻ってきてからちょうど1週間目での入院。

 

「〇〇が昨日の夕食から急激に食べなくなって、今日のお昼はまったく食べない」。仕事中に携帯電話にこんな連絡がきたら、もう、それは「待ったなし」のサイン。大雨のなか動いてくださったケアマネさんと、手厚く送り届けてくださった介護タクシーの業者さんには本当に感謝する。

 

今回の入院で、もう、父には決断してもらうしかないと思っている。つれあいは施設に入所してもらい、自分はもうすこし自宅で一人で暮らすのか、寂しくて心細いなら、一緒に入れる施設を探すのか。もう二者択一しかないと思う。

 

幸い二人とも財布の中身は、それほど心細くないようだし、お金をもって死ねるワケじゃないんだから、もう、ご自分たちのためにつかってくださいな。

 

正直、昨日は、本当に本当に疲れた。

 

一夜明けて、今日は仕事は休みだったけど、父宅へ行って、新聞を止めたり、冷蔵庫の中を整理したり、干しっぱなしの洗濯物を取り込んで畳んだりしたあと、父への届け物を病院まで持って行ってきた。

 

もう、ヘトヘトでござりまするが、考えてみれば、これはわたしが書いたシナリオどおり。

 

父に納得してもらって、現実的な道を選んでもらう。

 

そう、第2幕まで、きた。

 

本人たちも、周りも、持続可能な道。

 

疲れたけど、これでいいのだ。