のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

ゴールデンウィークにしかできないことを

毎年そうだけど、始まる前はすごくワクワクするゴールデンウィークだけど、実際には「日常の延長」みたいな、地味な時間を送っている。

 

 

と言っても、やっぱり日常のなかではなかなかやれずにいることができる時間であるのは実際、そう。

 

 

自分がしたいことをするのも大事だけど、わたしの場合、自分の家が散らかっているよりも、頑固一徹おかんの家のケアができていないことに心がざわついてしまうので、ゴールデンウィークを利用して1日おかんサービスをした。

 

 

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朝からおかんに指示を出してもらいながら、暖房器具の片付けや、ベランダの掃除、床の拭き掃除(これは毎回非常に好評。あんたのチカラで拭くと床がピカピカや、と感謝される)、あとは「これ、もうお暇をあげてもええかな?」というおかんの「捨て活」への「うん、もう十分大事にしたからええと思う」という賛同。

 

 

途中、ふとおかんの後ろ姿を見て「ちっちゃくなったなぁ」と思ったけど、でも、こうやって細々したことをやろうとする意欲とこだわりはご健在で、ある意味うれしかった。

 

 

しっかり働いたらごはんがおいしい。

 

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夕飯のおかずまでつくってもらって、結果、わたしがかなり得をして帰宅。おまけによく眠れたから大満足。

 

 

で、まぁ、因果なもので、最近はおとんのケアも加わっており、こちらについてはわたしひとりでは会話がもたないため、最強の助っ人、相棒ちゃんを伴って、おかんサービスの翌日、行ってきた。

 

こちらはお昼ご飯を一緒に食べに行くのがお役目。

 

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「誰かと食べたらこんなにおいしいもんなんやな」と言いながら、いつになく食欲旺盛なおとん。つれあいさんが来月施設のショートステイから帰ってくるので、わたしは来週、その段取りでまた活躍する予定になっている。ケアマネさんと介護保険サービスの調整と、つれあいさんも同席して自宅での生活の動線を考えて、福祉用具なども導入するかもしれない。

 

で、その前に部屋の片付けを提案したけど、おとんは「家の様子が違ってたらいやがるから、やりたくない」と抵抗。一理ある、けど、うーーん、でも、その心配をするよりも、認知症が進んでいる気は、した。が、おとんの意思を尊重して、一旦は手をつけずにおいた。

 

帰り際はいつもそうだけど、帰ってほしくないのか、お腹が痛いとか、足がしびれてきた、とか、いろいろのたまう。それを上手におさめて、相棒ちゃんと外に出た。

 

相棒ちゃんが「これ、おかあさんひとりではツラいな。来てよかったわ」と、なんともよく、わかってくれてるコメント。

 

2日連続で疲れたと言えば疲れたけど、でも、清々しくもあった。

 

で、最後は相棒ちゃんからのリクエストで「名探偵コナン」の映画を一緒に観た。

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ふたりで映画は久しぶり。それ自体はとてもとても楽しかったけど、映画のなかに、サラッと「非常事態には、米軍が協力してくれる」ことがセリフとして登場し、なんとも苦々しい思いにもなった。おーー、こうやって洗脳していくのか、すごいな、と思った。

 

でも、それでも、いい夜には、なった。

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家に入る前に見た月も、幻想的で、よろしかった。

 

お疲れさん、相棒ちゃん、わたし。