手芸好きと、リサイクルショップ巡り好きをキーワードにお友だちになってくれたひとが、「なにかに活かして」とカラフルな裂き布を送ってきてくれた。
(実際にはもっとたくさん送ってくれた)
裂き布というのは、着なくなった洋服や着物を細長く裂いたもので、編み物や織物の糸がわりにつかって布をよみがえらせることができる。
ただ、この裂く作業は結構な「力しごと」であるだけでなく、力加減に注意しないと、布が思わぬ太さに裂けたり、途中でプチっと切れてしまったりする。
だから、わたしも裂きたい布はたくさん持っているけど、なかなか裂き布に変身しない。
という、とても貴重な裂き布を使って早速編んでみた。
編みかけのものを入れてみたら、かわいい。
で、これを編んでいて、サプライズなお手紙を見つけた。
布の玉を巻く「芯」にメモ用紙みたいなのを折ったものが使われているのはわかっていたのだけど、ひと玉編み終えてみると、
わたしの大好きなミーのメモだっていうことがわかって、「いやーん、うれしーー」となった。
でも、さらにもっとうれしいことに、
そのメモの裏側に、ひとことお手紙が隠れていた。
その人が、わたしのことを思いながら、ことばを選んでくれたんだなーと思うと、ありがたくて、あったかくて、ものすごく幸せな気持ちになった。
次の玉にはどんなお手紙が隠れているんだろうと思うと、どんどん編み進めたくなって、その時間もまた、幸せ。
こういうことを、誰かのために、サラッとできてしまう、素敵な友だちを、見習いたい。