きょうは少し遅めの出勤。その分、朝のひとときがほんのちょっとゆったりしていた。「そうだ、夜のわたしへ、贈り物をしよう」と思い立ち、週末にいっぱい買い込んだフレッシュなプチトマトをピクルスにした。
わたしは、琺瑯が大好き。ちょっとお値段は高めだけど、すごく長持ちするし、同時に、どことなく使い込まれた雰囲気を醸し出してくれるところが気に入っている。
こういう鮮やかな色の野菜を入れると、より映える。これだけで、元気をもらえる。
贈り物、といっても、つまりは「作り置き」なんだけど、でも、呼び方ひとつで、幸せ感が増すもので、ちょっとうきうきしながら作業した。
琺瑯のバットにプチトマトを並べて、上から熱湯をかけて30秒ぐらい置いたら、皮がペロッと剥ける。栄養を考えると皮のままがいいのだろうけど、ピクルスにして、果肉がジューシーに仕上がるので、噛んだときに皮だけ残るのが、あまり好きではないのだ。
ピクルスの液は、リンゴ酢に「ピクルススパイス」と、お塩少々、それにお砂糖の代わりに先日おいしく出来上がった「梅シロップ」を入れて調合。
これがまた、すごくフルーティで、やさしい酸味と甘み。すばらしいっっ!!
ガラスのボウルに入れて、冷蔵庫で寝かして夜を待つ。
いやぁ~、これ、ほんと「贈り物」だわ。たった1品だけど、すごくうれしい。「どんな味に仕上がってるかな」と思いながら、午後の仕事もがんばろう。
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・・・・・と書いて、アップしようとしたら、親友のココロんちゃん(id:cocorony)の記事が「新着」で飛び込んできた。家事について、彼女の体験やら、そこから考えることをアツく書いておられる。ものすごく共感しながら一気に読んだよ。ぜひ、みなさんにも読んでもらいたい。一緒に考えてもらいたい。
わたしは、台所は愛があふれる場所であってほしいと思ってる。
そしてそれは、一方通行ではなくて、台所に集うひとが、それぞれに、お互いに向けて、であってほしいと願ってる。
それを実践することは、けっしていつもいつも美しいおはなしではなく、ただただ幸せいっぱい夢いっぱいっていうわけでもなく、生きていくためには絶対必要な、なかなかにシビアなこと。だけど、というか、だからこそ、台所には「生き方」が映るのではないかと思ってる。
だから、わたしは台所が好き。
台所に立つ自分に、こだわって生きていきたい。