のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

朝からたこ焼き、そして珈琲。

昨日は、相棒ちゃんとふたりで頑固一徹おかんのところへ行って、トンカツとエビフライとたこ焼きでおかんの元気を盛り立てる予定だったのだけど、朝、おかんから電話が入り、「せっかくおいしいトンカツ作ろうと思ってたら、冷凍室からお肉を出しとくのを忘れたから、延期してほしい」と。一瞬、「人と交わるのが億劫になっちゃったのか」と心配したけど、電話でやりとりしながら、純粋に「お肉はゆっくり解凍したいっす」ということのようで、胸を撫でおろして日程の再調整をした。

 

だけど、たこ焼きの材料調達はすでにしてあったので、週明けの朝から出勤前に例の「優れモノ」のたこ焼きプレートでコロコロとたこ焼きを焼いた。

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加えて、最近、勤務の都合で朝にすこしだけ余裕があって、相棒ちゃんを送り出したあと、久しぶりに手動のミルで豆を挽いて、珈琲を淹れた。

 

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実は、このミル(写真右端)、相棒ちゃんが保育園のときに、相棒ちゃん用に購入したものである。なんとなんと、相棒ちゃんは、保育園児にして、「朝の珈琲担当者」だったのだ。

 

ちっちゃい手でもガリガリしやすいように、本体もハンドルも小型。これで毎朝豆を挽いて、「手淹れ」をしてくれた。熱いお湯も扱うし、なんでそんなこと、彼女がすることになったのか、わたしも、相棒ちゃんも、よくは憶えてないのだけど、でも、好きでやってたのは確か。小学生になって、これも何がきっかけだったか、珈琲担当者から外れて、そのまま現在に至る。思えば保育園児以降の相棒ちゃんに珈琲を淹れてもらったこと、ないな。

 

スプーンで計量して、ミルに豆を入れて、ガリガリ挽いて、約2人分の珈琲を、自分だけのため淹れる。

 

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・・・、あんまり上手では、ない(笑)。

 

でも、なんとなく、だけど、匂いからして懐かしい気がした。

 

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で、これまたなんとなく、朝っぱらからジミー・スミスを聴きたくなって、レコードをかけながら、ひとりで朝ごはんを食べた。

 

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珈琲は、懐かしい「保育園時代」の味がしたよ。

気のせいじゃない、と思う。

匂いと味で、タイムマシンに乗せてもらって、あの時代の台所へ瞬間移動した(笑)。

 

 

 

そうそう、当時、こんなやりとりがあった。

 

わたし「〇〇のいれてくれるこーひーは、なんでおいしいんかなぁ」

 

相棒ちゃん「それはなぁ、〇〇だけが、あさ、ひまやからやで。おかあさんもおばあちゃんも、ばたばたしてていそがしいねん。だから、ひまな〇〇がいれたらおいしいねん」

 

(わたし・ばあちゃん、爆笑。)

 

 

 

そうだったそうだった。

保育園児の相棒ちゃんの答えは、きっと正しかった。

朝の戦々恐々とした我が家の空気を、ちゃんとキャッチしていたのだね。そして、黙って、静かに、おいしい珈琲を淹れてくれていたのだね。

 

 

 

なかなかなツワモノ。

 

 

 

 

このゴールデンウィークあたり、久しぶりに、珈琲、淹れてくれないかな~。

 

 

いや、残念だけど、たぶん、ないな、うん(笑)。