こんにちは。
たまたまだけど、先週の金曜日から仕事を休ませてもらったので、わたしにとっては超大型の5連休。
その半分以上を、頑固一徹おかんと一緒に過ごすことに結果的になって、自分の自由がきかないことにイライラ、悶々とするよりは、思い切って「おかん一色」にしてしまえ!!と割り切って、ブログもお休みしてみました。
このブログをとおして眺めていただく、頑固一徹おかんとわたしの「母娘模様」は、それなりに平和に見えていたりするのかもしれない(わたしがそんなふうに書いているから、です)けど、なんとなくね、「あぁ、やっぱりこのひととは、根本的に合わないのかもしれないな」と思うところはあるんです。ちっちゃな葛藤や不協和音が日々のなかに散在するのだけど、もちろん毎日を気持ちよく送っていくために、そのことに深く視線を注ぐことはしていない。だけど、やっぱり、わたしが思っている以上に、おかんのほうにフラストレーションは溜まっていたようで。
連休中、なかなかにしんどい衝突をして、でも、逃げずにお互いの気持ちをそれなりに出し合って、最終的には「落としどころ」におたがいの気持ちを落ち着けたというかんじです。もちろん、おかんは齢を重ねていってるわけなので、やっぱり配慮したり、譲るべきはわたしのほうで。それを、どうにかこうにか、やってみた、というところかな。
正直、たいへん疲れましたけれど、でも、避けて通れるものではないし、お互いの気持ちは報われるべきだし。貴重な5連休の多くを費やしたことは、無駄にはならなかったと思います。
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そんなこんなの連休のなかで、でも、たのしいこともありました。
お気に入りの里山カフェにランチでお邪魔したら、ちょうど、わたしの大好きな陶芸作家さんの作品展が開かれていて。
「心に響いた器を、想い出といっしょに連れて帰ろう」と、ちょっぴり奮発してコーヒーカップを買いました。
もちろん、去年の秋に注文して、やっと出来上がった靴とのご対面も、心に残るひとときでした。(これは、あらためて別の記事で書かせてください)
あとは、先日の奈良散歩のとき、残念ながらお休みだったレコードショップに、日をあらためてドライブがてら行ってきました。
このレコードショップには、わたしがまだ相棒ちゃんのおかあさんになるずっと前、ひとりでぶらっと立ち寄って、マスターの怒涛のような音楽愛に圧倒されながら、JAZZのアルバムを1,2枚買ったような記憶があるのですが、それ以来、奈良へ行くたび覗いていたのだけど、ずっとシャッターが下りていて、ほんとに20年ぐらい店内に入れずにいたのですよね。「今日も閉まってる」ことに慣れっこになっていたのだけど、ひょんなことから、経営が大変になりながらも、変わらぬ音楽愛で踏ん張っておられるマスターのことを聞き、これは絶対行かなくっちゃ、と思ったのです。
20数年ぶりにお目にかかるマスターは、もちろんわたしのことなんか憶えておられるはずもなく。しかし、懐かしさでにやけてしまいそうな、「相変わらず」の愛に溢れる爆裂トークにサイコーに幸せな気分になり、さらには掘り出し物のレコードに巡り合ってしまって、ますます幸せ度アップ。
どんな状況のなかでも、「好きなもんは好きなんですわ」といえる、マスターのパワーに、音楽の魅力だけでなく、レコードの魅力だけでなく、なんだか生きていくことの「楽しみ方」みたいなものを教わった気がして、ものすごく心が高揚しました。
しかもね、音楽以外のことを褒めるのはきっと大の苦手だろうに、わたしのことを「20年ぶりに来てくれはったとは思えないぐらいお若いですねぇ、びっくりしましたわ」なんてベタなセリフで持ち上げてくださり(笑)、しかも、帰り際に、テープを巻き戻したのかと思うぐらいおんなじフレーズで再度見送ってくださり、もぉ、笑っちゃって笑っちゃって。愛すべき不器用男子、一名追加となりました(爆)。
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いまね、買ってきたカップでおいしいコーヒーを飲みながら、奈良で買ってきたレコードを聴いています。
レコードの音って、こころが解放される感じがするのです。解放されて、さらに、ひろがっていく感じ。「ここまで」っていう限られた空間でなく、おっきな世界に両手両足を大の字にして、寝っ転がって聴いているような感じ。
そんなふうな心もちで、日々を生きていきたいな、と思います。
ちっちゃく縮こまって、くよくよしたり、イライラしたり、悶々としたりなんかしないで、わたしのこころの世界よ、もっともっと、ひろがっていけ~~~。
そんな気分で、5連休の最終日の夕暮れを、迎えるわたしです。
何回も言うけど、やっぱり、音楽ってイイですね。
さらには、レコードって、イイですよね。
おまけ
連休中のお気に入りのショットから、数枚・・・
結果オーライ。
いいお休みだったんだ、結構に。