のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

年内最後の、父の用事。

貴重な平日休みを取って、父夫婦の役所がらみの手続きに行ってきた。事前にいろいろ調べて、今朝、行く直前に電話で担当部署の方に確認したら、本人なしでもOKとわかり、一気に肩の荷がおりて、私ひとりでレンタル自転車で軽快にお散歩気分で行ってきた。

 

済ませてみて、ふと考えると、これ、父が自分で行くこともできたような気がした。あー、また甘えられてしまったなと思うけど、それはまだ私が若い(父に比べて、ですけど)から難なくやれただけで、80歳の父にはやっぱり大変だったかもな、と思い直し、気持ちよく終えることにした。

 

ところで、大阪市の区役所という場所に行ったのは初めてではないけどはっきりした記憶はなくて、少なくとも「維新体制」になってからは今日が初めてのことだった。ビフォーアフターは語れないのだけど、なんというか、殺風景で、なんとも寒々しい感じがした(職員さんは親切ではあったけど)。極め付けは帰り際、正面玄関の自動ドアの横に「今日対応したスタッフで、感じの良かった人を教えてください」「あなたが行かれた窓口の対応がよかったら、赤いシールを貼ってね」みたいな掲示。びっくりして、ゾッとした。この赤いシールがたくさんついた部署、スタッフ、逆にシールがつかなかった部署やスタッフ、扱いに差をつけられたりするのだろうか。もちろん、市民に対して親切であってほしいとは思うし、市民のために何ができるか、考える人たちであってほしいとは思うけど、でも、こんな「点数付け」みたいなのは違うんじゃないかな、と思った。首長が「維新」ときたもんだから、なおさら、いやな気持ちが膨らんだ。

 

本当の意味で、市民のほうを向いて働いてほしいし、それを「よし」とする人に首長になってもらいたい。あらためて、そう思わずにいられなかった。

 

手続きが完了したことを父に伝えたあとは、せっかく休めた平日だから、久しぶりに好きなカフェでランチを堪能した。

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あったかいスープがくるのと同じタイミングで、友だちから散歩途中で撮ってくれた川のせせらぎの動画と「のんちゃん、がんばらんでええんやで?自分がやりたいことをしたらええんやで」というLINEメッセージが届いた。

 

あまりに素敵なタイミングに驚いて、うれしくて、スープをすすりながら短くて濃いやりとりをした。

 

そのあとのプレートの色とりどりの野菜やカリカリの香ばしいチキンや、炊き立ての白ごはんのおいしさも100倍になった。

 

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そのままコーヒーを飲みにハシゴして、

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最後は、きれいに片付いている父の元の住まいでお日様を浴びながらちょっとだけ手芸タイム。

 

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振り返ると、父夫婦にたくさんの気力と体力と時間を持って行かれた一年だったけど、でも、最後、こんなゆったりとした午後で締めくくることができて、よかった。

 

まだ、もちろん続く関わりではあるけど、とりあえず、今年のわたし、よくできました。

 

見守ってくれた皆さまにも、感謝しています。

ありがとう。