のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

逃げる場所なんてないやん。

昨日は夕方からおかんをいつもの眼科(わたしの中学校の同級生が眼科医をやってて、おかんのお気に入りの先生)と美容室のハシゴにお供して、そのままおかんの家に泊めてもらった。

 

ちょうどおかんの家に着いたタイミングで22時のラジオニュースが始まって、「統一教会への解散請求」バナシ(タイミングがなんとも胡散臭いと思うのは私だけかな)に続いて、パレスチナ関連の一報が。

 

 

24時間以内に避難せよ。

大規模な地上作戦を始める可能性がある。

 

 

イスラエルからガザに暮らす人びとに向けての一方的な「警告」。100万人を超える、多くの子どもたちや高齢者を含む人びとに、たった24時間でどこに行けというのだろう。しかも、ただでさえ狭いところに閉じ込められるような状況なのに、どこに逃げろというのだろう。

 

逃げる場所なんて、ない。

 

それを承知で、まるで弄ぶように、とんでもないことが言い放たれて、パレスチナの人たちは今ごろどうなっているのだろう。

 

おかんとひとしきりやるせなさと怒りをぶつけ合った。

 

なんでこんなことになるのか。

 

もちろん、根は深いのだと思う。

 

だけど、これはあまりに一方的で、暴力的すぎる。

 

止められないのだろうか。

 

人間は、どこへ向かっていくのだろう。

 

何のために文明は発展してきたのだろう。

 

そんな、出口のない話をしながら布団に入った。

 

あったかい布団で、なんの不安もなく、眠りにつけることのありがたさと、そうでない状況で夜を迎えている多くの人たちのことを思って、なかなか寝付けなかった。