のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

行き詰まる朝。

先週の土曜日は、現場の応援に半日入って、午後からは相棒ちゃんとの約束の用事があって出かけた。出かけている間も、複数回、「コロナの濃厚接触」や「ご家族がコロナになった」や、「保育園、小学校がお休みになった」という報告の電話が鳴り、その都度、現場のリーダーが調整に奔走してくれた。このままの勢いで感染拡大が止まらないと、本当に、現場で看護や介護をするひとがいなくなる。おまけに、ワクチン3回目接種も同時進行で、強い副反応で寝込むスタッフもいる状況。「濃厚接触者の出勤停止期間を短縮」の動きはあるけど、それですべては解決しない。「感染リスク」のあるスタッフを、ただ「人が足りない」からといって働いてもらうことは、やっぱり違うと思うから。

 

春が来る頃には、もう少し穏やかな気持ちで過ごせるようになるのだろうか。「今週で高校のお勉強はおしまい」と嬉々としている相棒ちゃんがちょっと恨めしくもあり、でも、その天然の明るさに救われているようでもあり・・・だ。

 

 

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そんなこんなで始まった今週。

 

 

出勤の車を運転しながら、名護市長選の結果を聞く。

 

 

あぁ・・・・・、そうなったか。

 

 

気分がさらに塞ぐ。

 

 

普天間基地の名護市辺野古への移設に明確に反対した新人を抑えて、「辺野古」をまったく争点にせず、完全にぼやかした現職が当選したとのこと。

 

 

この結果は、名護市民だけが受け止めるべきことではないと、すごく思う。

 

 

米軍基地から、米軍兵士から爆発的に拡大した、今回の沖縄のコロナ。この状況のなかの、この結果。そのことを、重く受け止めなきゃいけないのは、沖縄から遠く離れて暮らしているわたしたちのほうだと思う。

 

 

「経済をまわす」とか「振興」とか、もちろん霞を食べて生きてはいけないけど、そこには、人間が安心して暮らしていけるという大前提が必要なはずじゃないか。

 

 

「基地と経済はセット」。

「基地がNOなら、経済も知らないぞ」。

 

 

 

 

 

それは、違う。なのに、その苦渋の選択にもならない押しつけを、いつも、いつも、いつまでも、沖縄のひとに強いていることに、心が行き詰まる朝だった。

 

 

ネーネーズの歌が大好き。

とくに、この歌は、やさしく、厳しく、わたしに問いかけてくる。

 

 

 


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本当の花を、咲かせたい。

咲かせなくちゃ。