のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

どの口で言うてんのかな。

どうにかこうにか、週末が見えてきた。

コロナがらみで休まざるをえなかったスタッフたちが、少しずつ現場に戻ってきてくれている。「久しぶりに働いたから、腰が痛い」と言いながら、でも、なんだか活き活きと動いている姿を見聞きすると、ホッとしたというより、勇気づけられた。みんながちからを合わせて働いているんだなぁとしみじみ、思う。

 

「ちからを合わせて」といえば、我が女三世代家族も、ちからを合わせてこの状況に立ち向かっているところ。一番がんばってくれているのは、頑固一徹おかんです。

 

おかんは、4月の相棒ちゃんの看護学校入学までの期間限定で、「あんたのお弁当は私が毎朝作ったる」という、ありがたすぎるキャンペーンの真っ最中。

 

朝、新聞を届けるとき、お弁当を持たせてくれるのだ。

 

相棒ちゃんは、もう高校生活が「消化試合」状態なので、お昼で終わってそのままアルバイトへ。おかんのお弁当の話をしたら、「おばあちゃんはな、おかあさんのことがかわいくてたまらんねんで。そんなこと、なかなかできへん。でも、ある意味、それはおかあさんの親孝行かもしれんな。おばあちゃんは、『作ってあげよ』と思って毎日がんばるわけやん?それ、めっちゃええことやん」と、すんばらしいお言葉を返してくれた。ほんと、そうだよな、と、パーフェクトに納得。

 

お弁当は、まさに「これぞおかんのお弁当」。からだにいいものしか入ってません(笑)。そして、その昔、わたしが子どもだった頃にはお構いなしだった「彩り」なども考慮された、目にもおいしいお弁当なのであります。

 

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おいしいし、ありがたいし、朝からいろんな調整ごとに頭をつかったあとの「お昼休憩」が本当に楽しみなこの頃。

 

 

「できるだけ体力温存して、なんとか乗り切りなさい」と言ってもらって、こんなおいしいお弁当をいただいて、これでがんばらんワケにはいきません。

 

 

この状況、ちゃんと出口はある。そこまで、何としても、がんばりたい。

 

 

おいしいものを作ってもらうと、自分もなにか作りたくなり、林檎ジャムなど作ってみたよ。

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パンも家で焼いて、バターとジャムをたっぷりのっけたら、カロリーとか、もうどうでもいいのです(笑)。おいしいもんは、おいしいのだ。

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ところで、こんなおいしいもののあとに、おいしくない話。

 

自身の「口のうまさ」を「ヒトラー」を引き合いにだされて激怒している人物と、彼の古巣の人びと。なんともいえず、「見ていられない」気分になる。

 

確かに、「ヒトラー」とは、非常に尖った「たとえ」ではある。だけど、まったくの的外れな印象は、正直なところ、ない。

 

そして、もちろん「噛みつく」だろうなと思っていたら、案の定。

 

でもね、思ったのだけど、「許せない」とする理由の数々、それを「そっくりそのまま返したい」と思っているひとは、少なくないのではないだろうか。

 

いままで彼が口にした「人権感覚を疑う」ことばの数々、政策の数々。誹謗中傷なんていうレベルははるかに超える、とんでもないことをしてきたと、わたしは記憶している。

 

そのあなたが、どの口で言うてんのかな。

 

 

「そんな誹謗中傷してるヒマあったら、自民党に真っ向勝負して勝てるちからをもってる我々から学びたまえ」みたいなことをおっしゃっているけど、なんて傲慢なのかなと思う。

 

でも、彼(彼ら)は「民意」にとっても敏感だから、その主張が「ウケる」という確信をもっているんだろうな。そして、残念ながら、それはハズレでは、今のところ、ない。

 

 

「こっちについとかないとヤバい」と思わせるのが本当にうまいと思う。「徒党」を組ませるのがとてもうまいと思う。

 

 

だけど、その集団のなかにいて、本当にしあわせになれるのか。本当に豊かに生きられるのか。

 

 

そうじゃないやん、答えはいっぱい出てるやん。

 

 

ほんま、どの口で言うてんねん。

 

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・・・・と、たったこれだけのことを書くのに、ちょっと勇気がいるわけです。「もし彼の支持者が読んで、いやがらせみたいなことコメントに書かれたりしたらどうしよ」とか思ってしまうわけです。

 

だけど、そうやって縮こまってはいたくない、のであります。

 

山椒は小粒で・・・よりも小粒で「あらびき胡椒」レベルにちっちゃいけれども、ピリリという辛さにも欠けるかもしれないけれども、でも、やっぱり、黙っていたくはないのであります。

 

 

 

 

これは、おかんのお弁当をいただいたお陰、なのかもな。