のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

「ぬくぬく」を、手離して。

こんばんは。

 

やっと一息つきました。

 

このブログにちょくちょく登場していた「下宿人のこぐまちゃん」が、昨日、独り立ちしていきました。もちろん、円満に、です。で、当初のわたしの部屋をこぐまちゃんに貸してあげていたので、土日をかけて、元の巣に戻るべく、いろいろ荷物を家のなかで移動させ、合間に山盛りの洗濯を片付けながら、めまぐるしい週末を過ごしました。

 

***************

朝起きたら、朝ごはんとお弁当がテーブルに載っていて、仕事から帰ってきたら、「ごはんができたよ~」と台所からお呼びがかかる。その「ぬくぬく」感が、だんだん日常化していって、空気みたいになる。

 

誰かのためにおいしいごはんを作ること自体に疑問を感じたのではありません。お弁当も、むしろ楽しんで作っていました。

 

だけど、こぐまちゃんがこれからしようとする仕事の内容から考えると、「ぬくぬく」にどっぷりと浸かってしまうのって、違うんじゃないかな、と思い始めたんです。こぐまちゃんがこれから仕事のなかで向き合っていくのは、いろんな困難を抱えている子どもたち。この社会が、子どもたちにとって「生きやすい」ものになるように、活動していくのがお仕事。「ぬくぬく」には程遠いところで生きている子どもたちが発するシグナルに、ちゃんと気付けるアンテナを立てていてほしいけど、なんだか、それと逆行してしまわないかな、って、少しの気がかりが、だんだん、だんだん、おっきな心配と不安になっていきました。

 

しばらく自分のなかで考えた末、こぐまちゃんと、こぐまちゃんの上司にあたる、わたしの友人と3人で話をしました。わたしの心配と不安についても率直に伝えました。

 

いろんな話をして、こぐまちゃんも自分自身でいろいろ考えただろうと思います。そして、出した結論。

 

きっとこれでよかったのだろうと思っています。たった2ヵ月、されど2ヵ月一緒に暮らしたことは、わたしのなかで大切な時間です。うちの相棒ちゃんにとっても、いろいろ学ぶところがあったと思っています。そして、もちろん、これからも、関係が終わってしまうわけではなく、ちゃんとつながっていきたいと思っています。

 

****************

こぐまちゃんから「お礼に、岩ガキを贈ります」と連絡が入ったので、楽しみにお待ちしておりました。

 

届いた発泡スチロールの箱のなかを見てびっくり。見たことないぐらい立派な岩ガキさん。しかも「殻付き!!」。うれしさと、「ちゃんとむけるかな」という不安とで、写真を撮ることをすっかり忘れておりました(笑)。

 

まずは、殻をお皿にして、しょうゆをひとたらし。

そのあと魚焼きグリルに入れて、待つこと数分。

f:id:nonchi1010:20200607220954j:plain

 

おいしいのなんのって!!!!

 

次に、過熟トマトといっしょにオリーブオイルでササっと炒めました。

f:id:nonchi1010:20200607220851j:plain

 

牡蛎は10個入り。

最初の2個は、勝手がわからず、悪戦苦闘したのだけど、だんだんコツもわかってきました。

f:id:nonchi1010:20200607220827j:plain

 

この岩ガキを一緒に食べるために、今日の午後、頑固一徹おかんを迎えに行って、ビール片手にそれはそれは喜んで召し上がったおかんでありましたが、

 

最終、焼きおにぎりに、キュウリの古漬けを出した途端、「あぁ、やっぱりこれが一番おいしいな」だって(笑)。

f:id:nonchi1010:20200607220916j:plain

 

うれしいような、チカラが抜けるような(笑)。

 

仕上げに羊羹とあったかいお茶。

f:id:nonchi1010:20200607220723j:plain

おかんは、このたびの、こぐまちゃんのお引越しについて、多くを語りませんが、「あんたとこぐまちゃんで決めたこと。わたしはどんな内容でも賛同する」と。

 

わたしも、これでよかったんだと思っています。

 

こぐまちゃん、今日の晩ごはんは何だろうな。

 

明日から、お弁当作るのかな。

 

元気でがんばってほしいと思います。

 

そして、わたしも、元気でがんばろうと、思います。

 

また明日から一週間、どうぞよろしくお願いいたします。

 

じゃ、おやすみなさい。