こんにちは。
新型コロナウイルス感染症からくる肺炎で、志村けんさんがお亡くなりになったというニュースに触れ、自分でも説明しにくいショックと、不安を感じています。
ちょうど週明け早々、院内でのマスクの保有枚数が減ってきていることをうけて、スタッフが着用するマスクの交換頻度について、「毎日交換」の方針を見直すことになりました。入院患者さんへのご面会の制限も、さらに強化することを決めたところでした。いつまで続くのか、どこまで拡大するのか、一生活者としてだけでなく、医療や介護に携わる者として、毎日のひとつひとつの判断にすごく悩みます。疲れます。だけど、不安だけ支配されたくはない。一緒に働く人たちと、しっかりしんどさを共有しながら、労い合いながら、今日一日を、積み重ねていくことなんだろうなって、あらためて、自分の役割の大きさについて、考えさせられています。
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そういう日々のなかだからこそ、「食べること」をより大切にしたいなって思っています。へとへとになって帰ったとき、一瞬「しんどいな」って思う。思うけど、でも「だからこそ、ちゃんと食べよ！！」って思います。
この週末、お野菜を取り寄せました。
「食べチョク」っていう有機農業のちいさな農家さんからお野菜などを直接送ってもらうシステムでみつけた、高知の「中里自然農園」さん。
初めてのひと向けの小さめ「お試しセット」を注文しました。
じゃがいも、葉つき西洋人参、おかわかめ、島らっきょう、フリルレタス、新玉ねぎが小さい段ボールにかわいく詰まって到着！！
昨日、友だち数人と我が家で開いた「ごはんの会」のテーブルに早速登場してもらいました。
お野菜と一緒に入れてくれていた「おいしい食べ方」のヒントにならって、島らっきょうは葉っぱを浅漬けに、らっきょうの部分は、洗って根っこだけ切って、味噌をつけてガリガリかじりました。
新玉ねぎは、さらさずに、スライスしてから冷蔵庫で２時間ぐらい寝かせて「辛味」をちょっと飛ばしました。人参は葉っぱをソーセージと一緒にオリーブオイルで焼いて、人参そのものは薄くスライス。フリルレタスと新玉ねぎ、ゆでた豚肉とプチトマトといっしょに、大皿にど～～んと盛って、「あとは、じぶんで好きなように食べて」方式（笑）。
ほかには、定番の「おからの煮物」と「きんぴらごぼう」。きんぴらごぼうは、今回、おいしい和七味を買ってきたのと、「だし汁」をとったあとの「だしパックのガラ」をごぼうと人参といっしょに炒めたのとで、風味がぐんとよくなり、あっという間に完売しておりました。
友だちは、ビールや白ワイン、日本酒などをそれぞれ楽しみながら、ここしばらくの、お互いの大変さを話しながら、赤木さんの妻さんのことも話しながら、「新型コロナ以外のことを話題にするなんて、非常識。危機意識が足りないんじゃないの？」みたいな空気への違和感を共有しながら、でももちろん、払うべき注意は払いながら、「明日からもがんばろう」ってことになりました。
ごはんの〆は「焼きおにぎりの和風あんかけ」。
塩こんぶを具にして握ったおにぎりを、こんがり醤油をつけて焼いたものに、和風だしにシンプルに薄口しょうゆとお酒で味付けをして、うすくあんかけにした「おつゆ」をたっぷりかけて、青ネギを少々。これ、テキトーに作って出してみたら、ものすごく人気メニューになりまして、「何食べたい？」って訊くと、必ずリクエストされる一品です。
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ごはんを作るとき、食べるとき、農家のひと、酪農家のひと、漁師さん、いろんな人のことを思い浮かべなさいって、昔っから頑固一徹おかんに叩き込まれています（笑）。今回のお野菜も、味が濃くて、色がきれいで、香りもしっかりあって、もちろんおいしくて、ほんと、最高です。普通のスーパーのお品より、少しお値段は高いかもしれないけど、でも「すごく高い」っていう印象はありません。丁寧な梱包や、「おいしい食べ方」のヒントなど、愛情いっぱいの対応も含め、ほんと、頭が下がる思いです。
その愛情へのお礼は、もちろん「リピーター」になることだけど、それとおんなじぐらい大切なのは、おいしくいただくことなんじゃないかなって。「めっちゃおいしかったよ」っていうのが、一番のお礼なんじゃないかなって思っています。
心配事はいくらでも、どこまでも、ある。だからこそ、それに向かってがんばるためにも、元気でいたい。そして、わたしの元気の素は「食べること」。
さぁ、今週も、がんばって、おいしいごはん、作りますよぉ。
みなさんも、元気でいてくださいね。
いつもおんなじこと、書いてしまうけど、
でも、いつも、そう思っているんです。
