のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

1㎏のミンチ肉で、ミートソース。

こんにちは。

昨日書いた、「サンタさんの手紙」。アップしたあとで、あらためて想い起こしてみたところ、あのクリスマスのとき、わたしは小学校1年生でした。そして、うちのおかんは34歳。若かったんですね。いまのわたしよりも20歳ちかく若かったんだ。そして、いまのわたしよりもずっとずっと烈しかったんだなぁって、思いました。

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昨日は、みなさんにとって、せっかくのたのしいクリスマスだったかもしれないのに、なんだか強烈に重たい文章になってしまって、しあわせに水を差してしまったんじゃないかと心配になってしまったのだけど、でも、本文にも書いたように、おかんについて、ちゃんと記憶しておきたいという思いもあり、「下書きに戻す」ということはせず、そのまま、残させていただきました。あたたかくシェアしてくださったみなさん、ありがとうございました。

 

 

そんなおかんに、今朝の出勤前、1日遅れのクリスマスプレゼントを渡してきました。

わたしのお気に入りのカフェのお庭に咲いた花で、そのカフェのオーナーさんが作られたリース。ラッピングもしてあったので、ここに写真をアップすることができなくて残念ですが、自然のやさしい色と、時間の経過とともに、さらに味わいを増すというオーナーさんのことばに、迷わず購入したプレゼントでした。

 

おかんは、すごくすごく喜んでいました。「わぁ、うれしわ。ありがとう」って、ほくほくの笑顔で言ってました。はるか若い時期に、あんな「サンタさんの手紙」を書いたひととは思えないぐらい、なんか、穏やかで、おっとりと。わたしのなかでは「昨日の今日」だったもんだから、ちょっぴり拍子抜けというか、なんというか・・・。でも、この歳の重ね方、わたしはすきだなぁと思いました。

 

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クリスマスプレゼントと一緒に、ゆうべ作ったミートソースもお裾分けしました。

 

ゆうべね、はじめて1kgのミンチ肉を使って、寸胴鍋でミートソースを大量に作ったんです。玉ねぎ4個、人参2本、セロリも2本、エリンギもたっぷり入れて、トマト缶は4缶!! インドカレー屋さんのおっちゃんになった気分で、寸胴鍋の中身を木べらで気長にずっと混ぜながら、豊かな時間を過ごしました。

 

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バイト帰りの娘には、塩パンに添えて出してあげたのだけど、それはそれは大喜び。「おかあさんは、神やな」とお褒めの言葉をいただいた(笑)。神にはなりたくないのだけど、でも、これでまた「のんち食堂」の看板メニューが増えたなぁって、にやけてしまいました。このミートソース、あつあつの白ごはんの上からかけてもおいしいんです。お醤油とか、お砂糖とか、カレー粉とか、ちょっと意外な隠し味も入っていて、なかなか奥が深いんですよ。

 

そして朝からは、離れて暮らす友だちに、宅急便で送りました。明日の夕方着で送ったので、晩ごはんは「スパゲティ・ミートソース」かな?「のんち食堂」から、いろんなパワーとアイデアが湧いてきて、「そっか、離れてても、いっしょのごはん、食べられるやん」って思っています。

 

わたしが高校生のとき、とっても尊敬していた先生が、「あつこさん(わたし、あつこじゃないのに、この先生、いつも、何度訂正しても、あつこさんって呼んでました。もう、最後のほうは諦めて「あつこさん」になり切っておきました)、カンパニーというのは、パンを分けあうから、カンパニーなんだ。同じ釜の飯を食べることが、人間と人間がつながる基本だと僕は思ってるんだ」とおっしゃってました。わたし、ほんとにそうだなって思ってます。寸胴鍋いっぱいのミートソースで、何人の人とつながっていけるかな。そんなことを考えたら、いい色に仕上がっていくミートソースが、ますますカラフルに、ますますおいしそうに見えました。

 

みんなで一緒に。

 

やっぱり、いいなって思っています。