おはようございます。
中村哲さんの訃報に触れました。
ずっと前に講演をお聴きしたことがあります。
その当時から、憎しみが連鎖することに、深い哀しみを抱いておられました。そして、規模は大きくなくとも、ひとりひとりの命に向き合って、哀しみに寄り添って、希望をつなぐことを実践し続けてこられました。
深い深い哀しみと、怒りと、やるせない、やり場のない想いに包まれている人たちが、どれほどいらっしゃることかと想像します。
簡単に言葉を書き連ねることはしたくないとは思いつつ、でも、ひとこと、書かずにいられない気持ちでいます。
憎しみが連鎖することを、きっと彼は望んでいないと思う。
でも、無関心に、遠い国で起きたこととして、素通りするのは、もっと望んでいないと思う。
なぜこんなことが起きるのか。世界は、なにものに包まれているのか。
わたしは、わたしたちは、ちゃんと見つめないといけない。考えないといけない。
そして、中村さんが最後の最後まで、そうなさっていたのにならって、自分にできる「なにか」を、ほんのちっちゃなことでも、行動しないといけない。
そのことが、希望を拓いていくことにつながるから。
おおきいお金で、立派な建物をつくるより、小さな井戸を掘り、ひとりひとりの命に希望を灯し続けてこられた中村哲さんに、心からの敬意と哀悼の意を表します。