のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

「虹の上を歩けると思っててん。」

今日は、先日「お肉の解凍忘れ」で延期になった、頑固一徹おかん宅での「豚カツ&エビフライの会」に相棒ちゃんと2人で行ってきた。

 

家の用事をだいたい済ませて、午後3時すぎに到着。わたしは、床の拭き掃除、お風呂掃除のあと、近くのスーパーへ缶ビールと入浴剤の買い出しに行ってきた。相棒ちゃんはばあちゃんの話相手をしながら留守番。

 

買い出しから戻ると、夕飯の準備が始まっていて、相棒ちゃんは「ばあちゃんとこの台所は、カウンターが低いからめっちゃやりにくい」とか言いながら、手際よく助手を務めていた。その様子を後ろから眺めてふと気付いた。ばあちゃんより、ものすごく背が高くなってるやないの(笑)。「追い越されたなぁ」とうれしそうにおかんが言ったのが、ついこの前のような気がするのに、もう、余裕で頭1つ分ぐらいおっきい。早いもんだなぁ~~。しみじみ、うれしく、ありがたく、そう思った。

 

揚げたてのトンカツとエビフライを次々つまみながら、わたしが作った切り干し大根の煮物やら、おかんが作っておいてくれた料理やらもいただいて、賑やかにたのしい早めの夕飯のテーブルになった。

 

「やっぱりみんなで食べるとおいしいなぁ」と、まことに素直なおかんのコメントに、わたしも素直に頷いた。事実、おかんはいつもよりたくさん食べていたと思う。

 

夕飯の後に、さっきスーパーのお向かいのパン屋さんで買ってきた、リンゴのパンと、よもぎアンパンを食べたくて、先に洗い物を済ませようと台所に立ったら、相棒ちゃんが「おかあさん、虹が出てるで!!」と。

 

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肉眼では、もっときれいに七色だったのだよ。びっくりするぐらいくっきりと。

 

そして、びっくりするぐらい、ま~るい虹。

 

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そしたら、相棒ちゃんがこんなことを言った。

 

「あのな、昔〇〇は、虹の上を歩けると思っててん」

 

そうなんや? それ、リアルタイムでわたし聴いたかな? 憶えてない。

 

そんなかわいいこと、言ってたんやなぁ。

 

大事なことば、いっぱい聴き逃してるのかもしれないな。

 

今からでも遅くない。ちゃんといっぱい会話をしよう。

 

密かに、そんなことを決めて、おいしい生姜紅茶とパンを囲んだ。

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虹といえば、やっぱり、このひとの、この曲が好き。

 

ちょっと長いバージョンだけど、弾き始めから、みんなが名残惜しく拍手を続けるところまで、ずっと、やわらかい、やさしい時間が流れるところが、とてもいい。

 


www.youtube.com

(動画はYouTubeから拝借しました)

 

虹の上、ほんとに、歩けたらいいよね。