あらゆることに言えると思うのだけど、
道具って、大事ね。
そんなおはなしを、何回かに分けて書いてみよう。
初回のきょうは、「洗濯編」。
****************
うちは、人数の割に、洗濯物が多い。これは、紛れもなく、相棒ちゃんのせい。相棒ちゃんは、「どこでも靴下を脱いで、くしゅくしゅっと丸まったり、裏返ってても放置」するおひとで、且つ「究極、着るものがなくなるまで、洗濯をサボりたい派」。
あぁ、育て方を間違えた、と何度も悔やむけど、もう遅い。カンペキに板についてしまっている。
だから、わたしのなかで「洗濯」は、基本、ストレスフルな家事。疲れてても手の込んだおかずを作ることはできるけど、元気なときでも、洗濯をするのはちょっとめんどくさい。
せめて道具は整えたいと思うのだけど、これがまた、長年「完成形」に辿り着けずにいる。
そのなかでも最強の「イケてない」道具が、こちら。笑わないでね(笑)。
ん?わかりにくいかな?
これは、無印良品の、多分ロングセラーのひとつだと思う、アルミ素材のとても丈夫でとても軽い「小物干しサークル」。
本来、36個の洗濯バサミがぶら下がっているはずのお品。
それが、10年ぐらいのあいだに、なんと洗濯バサミ10個になってしまったという代物。
しかも、そこには「モノを捨てない主義」の頑固一徹おかんによる、涙ぐましい修理の跡あり、なのだよ。
タコ紐でくくりつけてはるやないのぉ~~。しかも、紐の長さ、マチマチ(笑)。
このサークル、さすがに、ベランダに堂々と登場させるのはこっぱずかしくて、室内専用扱いだったもんで、わたしのなかでは「二軍」扱い。「使わなきゃ、いっか」ぐらいに思っていたのだけども、最近、ブログお友だちのきょうこさんが、とっても魅力的な「捨てながら、活かしながら、遊びながら、脱線しながら」のお片付け(あ、これはリスペクトを込めてのご紹介)を独自のポイント制度を導入して展開されていることに感化され、「潔く捨てるべきか」とも思ったけど、「いや、ただ捨てちゃうのは忍びない。復活させられる方法はないもんだろうか」と、緊急事態宣言で閉まっちゃう前の無印良品へ行って、こんなおもろい物を見つけてきた。
もはや「最後の一葉」になりそうなほど、はずれてどっかいっちゃった洗濯バサミたちを美しく付け替えるためのパーツが売られていたのだ~~。
まだ残っている留め具も、思い切って全部、ニッパーでぱつぱつっと切り離す。そして、アルミのサークルをきれいに拭いて、
透明のきれいな留め具と、新しい洗濯バサミを取り付ける。
いや~、おキレイです。見てやってちょうだいな、ビフォー・アフター(笑)。
これ、留め具が進化していて、洗濯バサミが全方向にクルクルと動いてくれる。
早速、洗濯物、干してみたけど、めっちゃ使いやすかった(みなさまの目に晒すことははばかられ、画像省略、笑)。
で、ニッパーでぱつぱつっと切り離した残骸たちに、あらためて、感謝を伝える。
やわらかい針金があるのは、頑固一徹おかんが、タコ紐だけでなく、針金も駆使して修理してたから(笑)。
しかし、こうして見ると、おかんの「物持ちのよさ」には感心する。すごいわ、ほんまに。
そのおかんの子なんだもんな、わたし。
そりゃ、「捨てられないおんな」だわな(笑)。
だけど、それでも、やっぱ、道具って大事ね。めっちゃ使いやすいよ、生まれ変わった「小物干しサークル」。
****************
ところで今日は、おかんの81回目のお誕生日。朝、お祝いの一言を電話したら、めっちゃ喜んでなさった。デキの悪い娘でも、コロナワクチン後の災難から復活したら、やっぱりうれしいんだよね。親の愛だな。
明日、仕事の帰りにおかんの家に寄る予定。
「お金つかわんといてや」と釘を刺されているので、お誕生日プレゼントはもう決めている。その話を、次の回に書くとしよう。
うしし(笑)。