のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

苛立ちと、疲れと、焦りと、「一息」と。

こんにちは。

 

約1週間ぶりです。

 

至近距離まで新型コロナウイルスが近づいてきて、「いよいよ、だな」という状況のなかで日々の仕事をしています。

 

実際に新型コロナウイルスに感染した患者さんを受け入れている病院の、同業者のことを思い浮かべながら、わたしたちにできることを、という思いで、ほかの病気の患者さんたちへのケアに、もちろん新型コロナウイルスの影をおそれながら、一生懸命取り組んでいます。

 

「GO TO」なんて、どこの世界のおはなし?

 

現場でがんばるスタッフたちが、家族で、ひとりで、旅を楽しめるのは、いつのことだろう。スタッフの子どもたちにも、いっぱいガマンをさせてるのだろうな。一緒に、もうちょっと、がんばっていこうね。

 

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この国の政治は、いったい、どこを向いて、誰のために、動かされているのだろう。

 

医療の現場で働くひとのことを考えただけで、腹立たしさが沸々とわきあがってくる。

 

こんなにも「的外れ」な、「場当たり的」な、「いい加減」な政治ってあるのだろうか。

 

苛立ちと、疲れと、そして、この先どこまで感染が拡大していくのか、そうなったら、わたしたちはどうすればいいのか、という焦りと。

 

できるだけ考えないようにしようとしてみたり、それでも頭を離れなかったり、それでもそれでも、いまは自分のからだとこころの元気を少しでも温存しなくちゃ、と思ったり、一日のなかでも、ほんとに行ったり来たりの心模様です。

 

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そんなとき、神様がいるのかいないのか、知らないのだけど、「ちょっと一息つきなよ」といわんばかりに、美しいものが、わたしのところに舞い降りてきました。

 

保育園の頃に、おかんの自転車の後ろに乗せられて通った「ピアノ教室」のそばにあった商店街。週末の午後、何十年ぶりかで買い物に行きました。帰りに寄った初めての古本屋さんで見つけた画集。一旦は本棚に戻したのだけど、どうしても気になって、昨日の仕事帰りにもう1回行って、買ってきました。

 

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高村光太郎氏の妻、智恵子さんの「紙絵」。

 

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色合いも、かたちも、全部、すばらしい。

 

彼女のこと、よくは知らないけど、でも、この美しさに、こころ動かされました。

 

で、仕事のお昼休み、自分に一息つかせてあげたくて、重たいけど、カバンに入れて持ってきてみました。

 

うん、正解だ。

 

心地よいひととき。

 

大事だなと思う。

 

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もちろん、この腹立たしさを、自分のなかでうやむやにしたいわけではないけど、でも、いまは、とにかく、ちゃんと踏ん張っていたい。

 

きっと、いま、この時間、同じように苛立ちながら、疲れながら、焦りながら、だけど、モリモリとお昼ごはんをほおばって、午後の仕事へ向かっていく、たくましくて素敵な同業者たちが、たくさんいるに違いない。

 

そんなひとたちが、軽んじられていいはずがない。

 

がんばろう、私たち。

 

さぁ、お昼休憩、おわりです。

 

行ってきます。

 

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追伸

 

ゆうべの晩ごはんも「お鍋」(笑)。

そして、もちろん、「お餅入り」だよ~~。

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