のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

泣きそうになるとき。

こんにちは。

 

春がきたのかと思うあったかさですね。雪国のみなさまのところはどうなのだろう。急に雪がとけると、それもまた困ったことになるのでしょうね。怪我しないでくださいね。

 

 

・・・・泣きそうになる、なんてタイトルをつけると、びっくりさせてしまいますよね。でも、大丈夫、これは、「ありがたくて」の「泣きそう」です。ご安心ください(笑)。

 

 

病院は、毎日、大変です。新型コロナの患者さん以外にも、病院にかかる方はもちろんいらっしゃるわけで。そしてここで働くスタッフも、もちろん、生活者であるわけで。そういうみんなが、この閉塞状況のなかで、ほんとに、よくがんばっていると思う。私も含めて、ほんと、エライ(笑)。

 

 

テレビもラジオも、つけずにいたいと思うほど、国会から流れてくる話には、ほんとに生気を吸い取られるんです。もぉ、嫌気がさしてくる。大声で「もぉ~~~、ええかげんにして!!!」って言いたくなる。でも、言わずに仕事をしています。さらには新型コロナウイルスの影に隠れて、悪いことをやり逃げしようとしている人物に対しても、追いかけて、首根っこを捕まえるアクションを起こせていないでいます。最終的に、何にたいしてもっとも嫌気がさしているかというと、そういう「あかんたれ」な自分に対して嫌気がさしているんですよ。自分に対して、大声出したくなるんだ、きっと。

 

 

そういう毎日のなかで、ふとかけてもらえる一言に、ほんとに泣きそうになる。

 

のんちゃんは、仕事だけ、それでいい。

のんちゃんの分まで、わたしができることをやりますから。 

 

そんなふうに言ってくれる先輩がいます。

 

それとか、わたしが「もぉ、めっちゃ腹立って、悔しくて、いやになる」と愚痴ると、

 

そうだよね。

いっしょに、前向きに、明るく、考えていこうや。 

 

と言ってくれるひともいます。

 

 

仕事だけでいいとは思わない。意気地なしだよなぁって思ってる。それなのに、結局、ほとんど、なにもできてない。

 

それでちっちゃくなってるわたしに、そんなふうに言ってくれる。

 

あったかくて、ほんとに、泣きそうになる。

 

 

わたしが、もっとおばちゃんになって、おばあちゃんに近くなったとき、いまの私ぐらいのひとに、わたしは同じようにやさしい言葉をかけられるかな。そして、「あなたの分まで、わたしにできること、するよ」と言えるかな。

 

 

自信ないけど、でも、そんなふうになりたいです。

 

 

 

 

いつも、ありがとう。

 

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慈雨と、独り歩き。

こんばんは。

 

こちら、一日中しとしと雨が降りました。

 

仕事を休んで、うろちょろしました。

 

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久しぶりに、志賀直哉旧居。

 

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前回と同じく、貸し切り。

雨音だけを聴きながら、贅沢なぼんやり時間を過ごしました。

 

 

続いて、前から行ってみたかった雑貨屋さんへ。

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素敵な偶然にも恵まれて、豊かな気持ちになりました。

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それから、それから。

 

旧いビルの2階の、不思議な光を放つお店へ。

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大好きな本屋さんも、ちょうど開いてた。

キース・ジャレットのレコードと、宮沢賢治の絵本を買いました。

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もちろん、おいしいもの、いっぱい食べました。

 

朝ごはん

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お昼ごはん

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ケーキ&コーヒー

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おみやげも買いました。

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一日歩いて、たのしかった。

 

雨でよかった。

 

 

 

また行こうっと!!

わたしのおにぎりが好きだったきみへ。

こんにちは。

 

あ~、1年経つのかぁ。

 

・・・・そして、待っていた「お手紙」は、やっぱり来なかった。きっと、これからも来ないのだ。そう思う今日は、大事な友だちを見送ってから1年の日。

 

「みなさん、それぞれに向けて、しかるべきタイミングでお手紙を出してます」と、友だちは事前告知していたのだけど、この1年間、「もしかしたら今日かな」と思ういくつかの日にも、そして今日も、友だちからのそれは、届かないのでありました。

 

っていうかね、これは強がりでも、恨み言でもなんでもないのですけど、これは、「便りがないのが、便り」なんだと、ここしばらくの日々で、やたらとストンときてしまったのです。「あんたは、とっとと前を向いて、ブルドーザーみたいに進んでいってよ」ってことなのだろうな、と。来ない便りを待ってるんじゃなく、そんなことはもう潔く忘却の彼方へ放り投げて、進みたい方向へ、進みたい速度で、自由に走っていきなはれ、ってことなのだろうな、と。

 

わたしのことは、仕事の仕方も、母娘関係も、ブログを含めた文章も、服装も、ほとんど褒めたことがなかった友だちだけど、なぜか、わたしが握る「おにぎり」を、いたくいたく気に入っていました。

 

「理想形」とかなんとか、言ってたっけな(笑)。

 

それを思い出したわけではまったくないのだけど、昨日の晩ごはん、炊き立ての土鍋白ごはんを見た瞬間、「おにぎりつくろ」って思いました。

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おにぎりの中身は、辛子明太子にしました。

「おつけもん」もちゃんと添えて、山盛りサラダにチキンのレモンペッパー焼きと一緒にもりもり食べました。

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この1年、いろんなひとのブログを読ませてもらうなかで、友だちが、どんな気持ちで暮らしていたか、そのなかにわたしがどう存在していたか、考えてきました。そして、1年かけて考えた末に、なんとなく、自分のなかで、ストンときたような気がします。

 

その「ストン」は、間違ってない気がするし、とてもよい「ストン」な気がします。

 

昨日の晩ごはんの、無意識の「おにぎり」が、なんか、偶然ではあるけど、短い小説の最後の頁のような気もします。

 

 

 

 

わたしのおにぎりが好きだったきみへ。

 

わたしは、おいしいもんを作って、食べて、生きていくよ。

 

どうだ、羨ましいだろ。

 

案ずるより、とにかくやってみよう。

こんばんは。

 

週明け早々ですが、頑固一徹おかんが泊まりに来ています。ずっと言っていた「自分史」を、このたび書くことに決めたらしく、その資料整理が始まったという次第。

 

2階の一室が、おかんの「資料部屋」的なスペースで、過去に書いた原稿やら写真やら、新聞の切り抜きやら、関連の本やらが本棚いっぱいに置いてありまして、これから時々泊まりに来て、その部屋で作業をすることになりそうです。

 

・・・・・読者の皆々様、「のんちゃん、大丈夫かいな」と心配してくださっているかもしれませんね(笑)。一徹さんとうまくやれるかい?って、ね。

 

わたしも正直、ちょっと気が重かったのですよ。イメージ先行で、「結構重たいなぁ」って思ってた。

 

でも、始まってみると、そうでもないかも。

 

今日は仕事の帰りに一徹さんの団地のそばに迎えに行って、そのあとスーパーに寄って、半額になったお刺身などなどを買い込んで、簡単な炒め物をちょこちょこっと作って、一徹さんの好きなちょっと辛口の日本酒も買って、わたしの部屋になっている和室で、晩酌&晩ごはんにしました。

 

一徹さん=ちょっと気難しい+ちょっとめんどくさい+ちょっと気が重い、と決めてかかっているところが私のなかにあるのだけど、でも、案じてばかりいるより、実際にやってみるほうが精神衛生上もいいような気がしてきました。だって、まぁまぁ楽しかったのだもん(笑)。

 

晩ごはんのあとは、数日前に無農薬の柚子を買ってポン酢を作った「残骸」の柚子の皮を湯舟に浮かべて、一徹さんに入ってもらいました。

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大層に喜んで、楽しそうに長風呂してました。

 

わたしは、そんな一徹さんの様子を感じながら、晩ごはんで使った食器を洗いました。おいしいものを食べるとき、ついつい食器をたくさん使ってしまうので、今日もザル一杯になりました。手間はかかったけど、でも、その眺めが、ちょっといとしくて、気持ちがほっこりしました。

 

あぁ、こういうかんじでいいのかもな、と思いました。

 

「うまくやらなあかん」って、ガードを固めるよりも、とにかくやってみる。

 

それでいいのかな、と。

 

きっとまたけんかもしますけど、でも、今までよりちょっとだけ肩肘張るかんじがユルくなればいいな、と思っています。

 

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35年ぶりのスタジオ。

こんばんは。

 

今日ねぇ、35年ぶりぐらいに、スタジオで歌いました。

 

しかも高3の文化祭のとき、にわかバンドを組んで歌ったREBECCAの曲を歌いました。

 

どう説明したらいいのか、ちょうどピッタリくる表現がみつからないのだけど、あの頃歌ったときの気持ち、あれから35年も経って、いまこうして歌えるということ、歌おうと思える自分への熱い気持ち、いろいろミックスされて、我ながらびっくりするぐらい、気持ちが爆発しました。

 

もちろんね、ひとりじゃ、とてもできないのだわ。

 

長い長い導火線に火をつけてもらったわけです。

 

2人だけど、1人×2じゃとてもおさまらない熱量と、音の膨らみを、「本番一発録り」しておきました。

 

粗削りで、まだまだなのだけど、35年ぶりのスタジオは、今日の1度きり。

 

わたしのなかで、何かが、蘇って、そして、あたらしく生まれた瞬間。

 

ここから、動き始めるよ。

 

 

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想いながら、聴く。

おはようございます。

 

夜中3時頃に目が覚めて、そのあとあんまり眠れませんでした。

 

そうだ。

 

1月17日なんだ。

 

 

 

 

その朝は、早出勤務で、あの時間には最寄り駅の手前の信号のそばにいました。

自分が感じた恐怖以上のものを何ら想像できずに、すぐに電車は来るだろうと思っていました。

 

何年経っても、何十年経っても、何世代継いでも、哀しみはなくならない。だけど、それでも、生きている、生きていくひとたちのことを想いながら・・・・。

 


アン・サリー 満月の夕(ゆうべ)

(動画はYouTubeから拝借しました)

 

 

合掌。

古いものが、好き。

 こんばんは。

 

いきなりですけども、わたしのおうちの部分的な写真をブログに載せると、「そのお茶碗が好き」とか「台所がいいね」とか、「そのストーブ、大好き」とか書いてくださる方がおられて、うれしいです。

 

自分の部屋がちゃんとあるのに、最近、わたしの部屋に住所変更(笑)した相棒ちゃんも、「このかんじ、好き」らしいです。

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お風呂あがり、「落ち着くなぁ~~」と、ふたりでおばあちゃんみたいな会話をして、あったかいお茶をすすりました。で、相棒ちゃんは、このブログを書いているわたしの隣に、すでにお布団を敷いて、おやすみモード全開です。電気つけたままで、眠りにくいかなって思うけど、「落ち着くから、別にいい」のだそうな。それ、なんか分かる気がいたします。「誰かがそばにいる」雰囲気、わたしも嫌いじゃないもの。

 

そういえば、わたしの部屋には古いものがいろいろあります。

 

レコードプレーヤーを載せているのは、頑固一徹おかんのお母さん(つまり、わたしの祖母)が使っていた箪笥です。上半分は壊れてしまったのだけど、下半分の引き出しの部分をずっと大事に使っています。ちゃんとスムーズに引き出せて、現役でわたしの服を収納しています。

 

それと、ストーブもちょっと年季モノです。弟が頑固一徹おかんにプレゼントしたものですが、おかんがいま住んでいる団地では石油ストーブはNGのため、わたしが譲り受けました。ここ数年は、灯油を買って、タンクに注ぐのがちょっと面倒だったのと、ガスストーブとエアコンで事足りていたのもあって、「置物」的に飾ってるだけだったのですが、ここ数日の寒さに、久しぶりに使ってみることにしました。そしたら、前回のブログに書いたように、「あったかい炎の輪っか」がとっても素敵で、「なんでこんなイイものを使ってなかったのかな」って思いました。

 

それと、このストーブに載せている銅のやかんが、また「いい味」出してるのです。しゅんしゅんいわせて湯気をあげるお姿が、とってもあったかくて、思わず湯気の写真を撮りました(笑)。

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がんばって磨いてみたけど、ピカピカにならなくて、でも、そのちょっと汚れたかんじが、むしろ好きだったりします。お湯はほんとにすぐ沸きます。すばらしいです。

 

おっと、PPMのレコードを聴きながら、古いものたちを眺めながら、ほっこりしたところで、わたしもそろそろお布団に入らなくちゃ、です。明日もまた、忙しそうだからねぇ。

 

「一緒にお茶飲んでるところを、楽しく妄想してます」な~んてうれしいことを書いてくれるお友だち。いつでも、ご自由に、遊びにおいでやす。やかんにお湯はいっぱい沸かしてありますよ~。

 

じゃ、皆々様、おやすみなさい、また明日。

 

こんなまったりした、「それがどうした」みたいなのも、なんか、いいな☺