あっこちゃんのライブ、最高によかった。
2階席だったけど、あっこちゃんの姿はしかと見えた。長く音楽をともにしてきた仲間とのバンド編成で、あっこちゃんひとりのときとは違う魅力にあふれていた。
再会を心から喜んで演奏しているのがびしばしと伝わってきて、あったかいあったかいステージだった。
きっとアンコールで歌うだろうと予想していたアルバムのタイトル曲に、ただでさえ涙腺がゆるむところ、さらにこみあげてしまったのは、斜め前に座っていらした、うちのおかんより少し若いと見える女性が涙を拭いているのが見えたから。
あっこちゃんは、ひとりの音楽家であると同時に、彼女のお母さんにとっての娘で、彼女の娘さんにとってのお母さん。暮らすこと、子どもを育てることと音楽が、いつも一緒に存在していて、それゆえに大変なことも山ほどあっただろうけど、でも、それが限りないしあわせなんだということに、熱く共感した。きっと、斜め前のセンパイも、そんな気持ちだったんじゃないかと、勝手に思っている。
そんな曲を、是非、お聴きください。
矢野顕子 - 「音楽はおくりもの」 MUSIC VIDEO - YouTube
ライブ前の短い記事にコメントをくれたずずねえが書いてくれた「ごはんができたよ」が、まさにアンコールのラストだった。あー、ごはんって、なんてあったかい響きかと再認識して、わたしもおいしいごはんをもっともっと作ろうって、決意した、すばらしい夜になった。
追記
さきほど帰宅して、興奮したまま相棒ちゃんにライブの報告をした。「いままでよりもっと、あっこちゃんの歌を深く聴いた気がする」と話したら「それは、お母さんも変わったってことや」だって。
なんか、ほんと、親友。