のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

ナースのわたし、それ以外のわたし。

前回、初めてみなさまに自分の歌う声を聴いていただくという冒険をしました。早速に聴いてくださって、いろんな感想もいただいて、溜め込んでいたものが溢れそうな気分です。

 

わたしは元々音楽が大好き。

ピアノは3歳から中2まで習って、そのあとは好きな曲を好きなように弾いてきました。途中、ちょっとだけバンドの一員になってボーカルや、キーボードを担当したりもしたけど、あんまり長続きしなかった。独りで弾いて歌っていたこともあるけど、「音楽ともだち」みたいなひとがずっといなかったから、ものすごく長い間、誰かと音楽を一緒にやるということから遠ざかっていました。

 

それが、ちょうどコロナがじわじわと拡がっていくのと同じ時期、自分まるごとでぶつかりたいと思う「音楽ともだち」に出会いました。「のんちゃん、もっと音楽やるべきだよ」と言われて、ものすごく久しぶりに誰かの伴奏で歌うことを始めました。あんまり好きじゃなかった自分の声を、「これがわたし」と捉えなおすことができて、誰に聴かせるでもなかった歌を、誰かに聴いてもらいたいと思うようにもなりました。

 

ほんとは、その「音楽ともだち」と一緒にちっちゃなライブで歌いたいのですけどね、やっぱりどこかで「医療従事者のわたし」が邪魔をする。職場でスタッフに向けて「感染リスクの高い場所にはなるべく行かないでね」と働きかける側にいて、しかも奇跡的にまだ感染者が出ていない職場のなかでは「患者第一号になりたくない」という緊張感はどのスタッフにもあると思う。わたしもその例外ではありません。「どんなに注意していても、感染するときはするもんだ」と思う一方で、「自分がそうなったら、しかも、それが、ライブに出ていたことが発端になったら、たとえ万全に感染対策をして臨んでいたとしても、大変なことになる」と委縮してしまう。いっぱいガマンをしているスタッフたちに、顔向けができないと思うと、二の足どころか、三歩も四歩も後ずさりしてしまう。

 

そんな気持ちが募ってくると、なんだか、この仕事をしている自分を恨めしく思ってしまいそうにもなって、その意味ではとても不健康な日々を送ってきました。もちろん仕事は一生懸命やってます。受験生の相棒ちゃんのことも考えてるし、頑固一徹おかんのことは悩ましくはあるけど、ほったらかしにはしていない。だけど、どこかで、「やっと歌いたくなってきた自分」を「かごの鳥」みたいに可哀そうに思って過ごしてきました。

 

だけどね、「だから歌えないってことじゃないやん」って、思えてきたんですよね。自分を「かごの鳥」にしているのは、実はわたし自身なんじゃないかな、と。わたしの大好きな台所や、ベランダ越しに家々の灯りが見える2階の部屋で歌えばいいやんか、それを発信すればいいやんか、って、ちょっと思えてきたのです。

 

残念ながら、まとまった時間を音楽に充てることは難しい毎日です。だけど、やろうと思えば、やれるんじゃないかって思って、「音楽ともだち」にも協力してもらって「おうちレコーディング」に挑戦し始めました。

 

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ゆうべは、相棒ちゃんに「晩ごはん作るまでの1時間、音楽やらせて」とお願いして、8時過ぎまで歌いました。声が出来上がる前に「時間切れ」になってしまうので、まだまだ粗削りだけど、でも、これが「きょうのわたしのうた」だから、ちゃんと残していこうと思います。

 

晩ごはんは、野菜とシーフードたっぷりの「皿うどん(太麺)」。

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一生懸命歌うと汗だくになります。お腹も空きます。からだにもいいよね、きっと。

 

そんなふうに録った「スカイレストラン」。

聴いてもらえたら、うれしいです。