みなさん、こんにちは。
秋だなぁって、朝一番のベランダでも、通勤の車の中からも、駐車場から歩く道も、そして仕事帰りの夕焼けにも、感じるここ数日です。
わたし、音楽が大好き。聴くのも好きですが、ピアノを弾くのも、歌うのも、とても好きです。誰に聴かせるわけでもなく、時々夜な夜な、スタジオに行って、グランドピアノを弾きながら、とか、実家のちょっと調律のズレたアップライトピアノを弾きながら歌っています。四季のなかで、秋がいちばん歌いたくなる季節です。
こうしてアップするのに思い返すと、歌う曲は、ほとんどが松任谷由実(ユーミン)だなぁって気づく。ユーミン自身が歌うのはもちろんだけど、他のアーティストが歌うユーミンソングもステキなものがたくさんあります。なかでも私が大好きなのは、男女3人のコーラスグループ「ハイファイセット」が歌うユーミン。「卒業写真」や「中央フリーウェイ」「最後の春休み」など、カバー曲はもちろんなのですが、わたしのなかのNo1は『幸せになるため』。
『幸せになるため』
夕焼けが燃えて落ちてゆくよ
山並みのむこうへと馳せる想い
あの人がくらす町もやがて
薔薇色の輝きに染まるころ
あの人も仕事を終えて
今ごろ家路をたどっているだろう
離れてるけど 同じ愛見つめ
生きていてひどく淋しい時よみがえる横顔がゆれている
川面に広がる黄昏
もう一度二人で歩いてみたい
迎えにゆこう幸せになるため
離れてるけど 同じ愛見つめ
レコードが発売されたのは1976年だから、わたしはまだ小学生。
なので、この曲に私が出会うのは、ずっとずっと先のこと、30歳を過ぎてから、です。
私自身は、実在の人物を思い浮かべて歌っているわけではないけど、でも、誰かのことを思い浮かべてみたくなる、そんな曲です。きれいな夕焼けを見たとき、少しゆったりした時間が流れるとき、ふと思い出す曲で、歌いたくなる曲。
英語力のなさゆえに、超我流で解釈できる洋楽や、言葉の響きも含めて大好きな韓国のポップスも、ハズせないジャンルだけど、やっぱり日本語のやさしさ、あたたかさが生きる曲に出会うと、とても幸せな気持ちになります。この曲も、とってもシンプルで、日常のなかにある言葉で綴られた、とても誠実な歌詞。オリジナルを歌う山本潤子さんの、まっすぐで曇りのない高音は、ほんと、「心が洗われる」っていう表現がぴったりだと、何度聴いても、そう思う。
ちょうど、美しい夕焼けをバックにした音源を見つけたので、ぜひ。もしかすると、みなさんの記憶のなかにいらっしゃる、「大切なひと」に会いたくなるかもしれません。
私からは、先日の出張で泊まったホテルの窓からの夕焼けと、通勤の道ばたにみつけた、秋のかわいい花を、付録でプレゼント。
ほんの5分、気分転換、いかがですか?
(音源、YouTube からお借りしました)