こんにちは。
ゆうべは、ちょっとした事情がありまして、週明け早々頑固一徹おかんの家に泊まりました。晩ごはんも、お風呂も、お布団も、朝ごはんも、そしてお弁当まで、おかんに甘えさせてもらいました。
お風呂上りに、アルコール度数わずか3%の、おかんいわく「ジュースみたい」な缶のカクテルを飲んで酔っ払い、そのまま爆睡して約6時間。途中何度か目は覚めたけど、ゆっくり休ませてもらいました。
夕飯の準備は、「たまに人に食べさせると、台所のペースがわからんようになって、料理がうまいこといかへんなぁ」とか言いながら、でも、わたし、敢えてあんまり手伝わず、自分はレコード聴かせてもらったり、新聞読ませてもらったりしました。確かに、若干どたばたしてたけど(笑)、でも、きっとこれっておかんにとっても「悪くない」んだと思うから。「誰かに食べさせる」って、やっぱり、元気が湧いてくるものだから。おかず、いろいろ、細々と作ってくれて、楽しくいただきました。おかんは明らかにいつもよりたくさん喋って、食べてました。それもまた、とてもいいことだなぁと思いながら眺めていました。
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そんなわけで、今日はものすごく久しぶりに「おかんのお弁当」をいただきました。
蓋を開けるところから、ワクワクしました。だいたい入っているものは知っていたけど、それでもうれしいものですね。
エビフライ、卵焼き、サツマイモの素揚げ、ずいきと油揚げの煮物、焼き鮭、ベビーリーフ。白ごはんには高菜のお漬物と塩こぶ。
どのおかずから頂くか、ほんと、迷った(笑)。で、やっぱりエビフライからいただきました。「やっぱり」というのは、わたし、おかんのエビフライが大好きなんですよ。ゆっくり味わって・・・と思いつつ、おいしくて、懐かしくて、ぱくぱくと口に運んでしまって、あっという間に完食(笑)。
そして、感謝の気持ちをアツアツのうちに伝えておこうと思って、すぐおかんにメールしました。
お弁当、めっちゃおいしかったです!!
上げ膳据え膳、お風呂も布団も、お弁当まで、ありがとうございまする!!
と送ると、珍しく、すぐに返事がきました。
卵焼き⇒焼き過ぎ、エビフライ⇒揚げ過ぎやった。
高菜の漬物、持って帰らせようと思ってたのに、また渡すの忘れた。いつものことやけど。餅をついて、あんこを作る。木曜日の朝に渡す、多分。
・・・・笑った、マジで。そして、もう1回わたしから返事を送りました。
いや、その、焼き過ぎ、揚げ過ぎってさぁ、昔からやん(笑)。腐りやすいから、火をよく通しとかなあかんって、いつも言ってましたなぁ(笑)。だからむしろ、懐かしくておいしかった。
そうなの、ほんと、そうだったんですよ。
おかんのお弁当のおかずは、大抵が「ぱさぱさ」なの(笑)。なぜなら、腐らせないために「完璧に火を通す」ことがお弁当作りの鉄則だったから。もちろん、おにぎりはNGですよ(笑)。白ごはんをただ詰めただけで、しかもめっちゃ酸っぱい「昔ながらの梅干し」が必ずついてくる。あれ、いやだったんです、かわいくないもん。でも、それも、あれも、これも、おかんの愛情だったのだなぁ・・・と、あらためて懐かしく思い出しました。
このブログでは、おかんのことを、ケチョンケチョンにけなしたり、「そこが嫌い」と愚痴ったり、そうかと思えば「すごいひとだ」と奉ったり、忙しいのですけど(笑)、でも、やっぱり、全部足して引いて、かけて割ってみたところ、愛すべきひとなのでありましょう。そして、間違いなく、わたしの「根っこ」をつくったひとでもあるのでしょう。
やっぱり、大事にしないと、だな。うん。