nonchiのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

いまはいない君と、対話する。

こんばんは。

今夜は、明日のドライブに向けて、頑固一徹おかんが泊まりに来ています。夕飯は、久しぶりにふたりで台所に立って、あれこれ話しながらおかずを作りました。

 

「大根まるごと、おいしい季節」なので、「大根まるごと1本使い切り」のおかずを作りました。葉っぱは、こないだ「ふりかけ」にしました。今日は、本体の皮を厚目に剥いて、ごま油でしゃっと炒め、お醤油とお酒とちょっとだけお砂糖で味付けをして、仕上げにいりごまをたっぷり。皮を剥いた本体は、一夜漬けのピクルスに1/3本、残りはラディッシュやパプリカと一緒にサラダにしました。

 

おかんは、れんこんとさつまいもの天ぷらのご担当。「自分の家のコンロと違うから、ちょっとうまいこといかん」とか言いながら、でもやっぱり「おかんの味」は健在。つまみ食いもしながら、最後はふたりでテーブルを囲みました。で、さきほどバイトを終えた娘が帰宅。アツアツにはありつけませんでしたが、好きなおかずに囲まれて、ご機嫌に食べていました。

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ここから先は、『Yesterday』のおはなしを。

 

わたしは、ビートルズにぜんぜん詳しくありません。ジョン・レノンについても然り。なのに、映画の後半、「ビートルズが存在しない世界で、船乗りのおじさんとして生きているジョン・レノン」の登場には、「あっっ」と声が出そうになるぐらい、驚きました。そして、自分でもちょっとびっくりなぐらい、涙がポロポロと出ました。すごくうれしかったんです。会ったことなんかはもちろん、ろくに彼を知りもしないのに。

 

「もし、彼が生きていたら。しかも、ビートルズのジョン・レノンじゃない、普通のジョン・レノンとして生きていたら」。そんな、ありえない想像、ありえない設定。だけど、わたしでさえ、彼が、しあわせに、穏やかに生きるひととして、そこに立ち現れてくれたことに感謝しました。「みんな、あなたに会いたかったんだ。しあわせな70代のおじさまのあなたに会いたかったんだよ」って声をかけたい気持ちになりました。

 

もちろん、ビートルズのメンバーだったジョン・レノンが、不幸せだったなんて思わない。今なお、世界中に、数えきれないビートルズファンがいる、ジョンのファンがいることは、私も知っています。これほどにたくさんのひとの心を掴んで離さない彼が、不幸せなはずがない。だけど、眼に見えていた、彼が築いた幸せより、もっとささやかで、もっと穏やかな幸せは、もしかしたら、どこかに置いてこなくちゃいけなかったのかもしれない。「船乗りのおじさま、ジョン・レノン」は、まさに、その、ささやかで、穏やかな幸せのなかに生きていました。

 

「よかったね、ジョン」。会ったこともない、伝説のひとだけど、すぐそばにいる人のような、あったかい気持ちになって、心から、そう思いました。

 

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話が一気に飛ぶように思われるかもしれないけど、まだ、ジョンの話です。

 

最近、この国の政(まつりごと)のありようは、あまりにひどすぎると思います。腹立たしいことが多すぎて、「あんた、その『桜を見る』どんちゃん騒ぎ、誰のお金でやってんの?」って言いたくなる。朝から、時計がわりにつけているテレビから流れる、あらゆるニュースに、娘とふたり、ブーイングばっかりしています。

 

「腹立つ!!」と思ったときに、ふと、頭をよぎった曲。

 

 


John Lennon-Power To The People-Offical Video-HQ

 

歌詞は、実にシンプルで、ストレート。

”民衆に力を”。

 

そうなの、わたしは”民衆”なの。だから、もっとパワフルで、もっとラディカルで、もっとポジティブに。もっと怒らないとあかん。がんばれ、のんち!!

 

そう思ったと同時に、このMVに登場するジョン・レノンと、『Yesterday』の「船乗りのおじさま、ジョン・レノン」とのギャップについて、考えました。「どっちが、ジョンの本当に幸せな姿だったんかな」って・・・。正しい答えは、誰にもわからないけど、でも、思うのは、きっと「どっちも」。ささやかな幸せをちゃんと両手で大事に温めることと、音楽をとおして世界じゅうの人たちの心を動かすことは、両方とも、同時に、甲乙なんてつけるもんじゃなく、ジョンにとって大事なことだったんだって。

 

そして、それは、わたしにも言えることで、自分の半径3mぐらいの、ささやかな幸せと、もっと広い世界とつながって考えたときの幸せは、別モンじゃない。そのどっちもが大事。その両方を大事に、生きていかなくっちゃ、って。

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ビートルズのことも、ジョン・レノンのことも、ぜんぜん知らない私だけど、でも、この映画をとおして、いまはいないジョンと、出会って、対話するような気持ちにさせてもらいました。きっと、忘れられない作品になると思います。

 

ほんとは、もっと、書きたいことがあるような気がするけど、うまく書けなくて。今日はここまでにします。

 

いつも読んでくださり、ありがとう。

明日は、おかんとのドライブの珍道中レポになるかな(笑)。

またおつきあいいただけたらうれしいです。

では、みなさま、おやすみなさい。