みなさま、こんばんは。
今年も残すところ、あと1日となりましたね。
それぞれの年の瀬、それぞれの場所で、満喫しておられることを、あたたかく想像しながら、この文章を書いています。
わたくし、今日(ありゃ、もう昨日、ですね)、5回目になる「ボヘミアン ラプソディ」をレイトショーで観てきました。
観るたびに、同じところで泣けてきて、そして、あらたな発見、あらたな感動がある。そのなかで、今日、いちばん心に残ったことを、まとまらないけど、書き残しておこうと思います。
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フレディにとっての「HOME」———。
それは、クイーンであり、メアリーであり、両親であり、そして最後の6年間のパートナーだったジム・ハットン。
クイーンを離れて、迷走していた彼に、「あなたのHOMEへ戻ってきて」と語り掛けたのはメアリー。そしてその彼を迎え入れたブライアン、ロジャー、ジョン。メンバーのことを表現する「家族」ということばが、映画のなかに何度も登場したけど、やっと戻れた「HOME」で、家族以上の「家族」と一緒に立てたのがライヴ・エイドのステージだった。
「彼らこそが、この場所こそが、オレのHOME 」——。
その喜びを噛みしめて歌うフレディを、「それでこそ、フレディ」と万感こみあげる笑顔で見つめ、最高の演奏で応えるメンバーたち。そして、そのステージを、袖から見守るメアリーとパートナーと、ジム・ハットン。
帰れるHOMEがあることの温かさと、心強さ、そこから湧き上がる勇気。
失敗しても、彷徨っても、最後に戻れるHOMEがあるから、倒れずに歩き続けられたんだと思ったら、泣けて、泣けて、仕方がなかった。
わたしも、そんなHOMEをもちたいと、すごく思った。
それは必ずしも、血縁でつながる家族だけでなくてもいい。
そして同時に、誰かにとって、「そこに帰りたい」と思えるHOMEであれたらいいな、と思った。
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生きているって、すごいこと。
誰かと一緒に生きているって、さらに、すごくて、温かいこと。
一年の終わり間際に、そんな気づきをもらえたことに、とても感謝しています。
ブラボー!! 「ボヘミアン ラプソディ」。
ロングランだったら、年が明けて、大仕事を終えたら、また観たいです。