nonchiのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

ばあちゃんを泣かせたホンモノのROCK。

みなさま、こんばんは。

「ボヘミアン ラプソディ」を、ついに、我が家の頑固一徹おかん(以下、ばあちゃんと表記いたします)と一緒に観てきました。21時20分からの上映で、0時前に家に帰ってきました。ばあちゃんも私も、なんとなく興奮冷めやらず、ばあちゃんは缶ビールを1缶飲んで、それでも物足りなそうでしたけど、さきほど布団に入りました。わたしは、全部を書ききれないと思いますが、とにかく、いまの気持ちをちょっとだけ書いておこうと思います。

 

だいたい、まさか、うちのばあちゃんが「ボヘミアン ラプソディ」を観るとは思ってませんでした。我がFamilyで、最初にハマったのはわたし。「これは絶対、もう1回観たい」と思っていたところ、中3の娘に誘われて、2回目を母娘で鑑賞。実際のライブを観たくて購入した「ライヴ・エイド」のBlu-rayを自宅で映していたら、うちのばあちゃんが、なんと「ライヴ・エイド」を知っていた!!そこから「ボヘミアン ラプソディ」の話になり、「わたしも観たいわ」というばあちゃんの衝撃発言が飛び出し、本日、鑑賞のはこびとなりました。

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「字幕を追いかけるのが大変やから、映画の説明、あらかじめ、しといてほしい」という、ばあちゃんからのリクエストを受け、映画パンフレット&オフィシャル・ブック(公式写真集)と、ちょうど直前にテレビでやっていた「特集」などもふくめ、「にわか解説者」になって、クイーンのこと、フレディのこと、ライヴ・エイドのこと、などなどを、映画のサントラCDをBGMにしながら、ばあちゃんにレクチャー。

 

そしたら、ですね、そのレクチャーで、すでにばあちゃんが泣いた。「かわいそうに、もっと歌いたかったやろうに」———。

 

観終わったあとには、「フレディのことを、あの3人(クイーンのメンバーたち)は赦してあげたんやなぁ。だからフレディは、あのライヴに出れたんや。あの3人が偉いなぁ。よかったなぁ」と言って泣いていました。

 

そして、フレディの恋人だったメアリーと、フレディのお母さんに触れて、また泣いていました。いまから映画をご覧になる方がおられたら、申し訳ないのだけど、フレディの恋人だった(そして最後までフレディの最高の理解者だった)メアリーは、フレディが、「フレディらしくある」ことを決定的に支えたひと。そして、お母さんは、フレディが、ライヴ・エイドのステージからキスを贈った、彼が一番感謝もし、きっと一番詫びたかったひと。その2人の女性へのフレディの想いが、映画の後半にあふれていて、ばあちゃんも、そこに心を動かされたのだと思います。

 

さらには、肝心の音楽について。

 

「あたしは、ジャカジャカとやかましい音楽は嫌いやで」と普段よく口にするばあちゃんなので、フレディの生きざまには感動しても、あの大音量の音楽はどうだろうなぁと、正直、ちょっとだけ心配しました。でも、それは、完全な取り越し苦労でした。

 

映画の前、わたしの「にわか解説」のBGMで流したサントラに、「なんでか、不思議やけど、ぜんぜんやかましくない。ええ音楽は、ジャカジャカしてても、やかましくないんやなぁ。何ともいえん、すぅ~~っと胸に入ってくる感じがして、ぜんぜんうるさくないわ」とコメント。そして、映画が始まると、身を乗り出して音楽を聴いていました。

 

とくに、ラスト約20分のライヴ・エイドのステージのシーン。

 

「ボヘミアン ラプソディ」の歌い始めから、肩を揺らして泣いていました。「ボヘミアン ラプソディ」も「RADIO GA GA」も、「伝説のチャンピオン」も、歌詞の和訳が字幕で出ます。それを読みながら聴くと、フレディの人生、クイーンの軌跡と重なって、そりゃ、泣けるのだけど、想像をはるかに超えて、ばあちゃんは泣いていました。

 

「わたしは、楽譜なんてもちろんよまれへんし、自分では歌も歌われへんし、楽器も何もできへんけど、いい音楽を聴く力は持ってる。フレディは、天才や。あの4人は、伝説やわ」と。そして、「あのライヴ・エイドの場面だけでももう1回観たい」と。

 

 

3世代が観た「ボヘミアン ラプソディ」。それぞれを虜にして、そして、全国的にも、まだまだ、これから、たくさんの人を魅了していくんだろうな。

 

パンフレットのINTRODUCTIONに、こう書いてある。

 

 クイーンが自分たちの音楽を最も届けたいと願った、”居場所のない者、悩める者、弱き者、名もなき者”に捧げるミュージック・エンターテインメントが、いま開幕する。

 

ちなみに、ばあちゃんは、「明日ゆっくり、パンフレット読むわ」と言っていました。きっと、この一文を読んだら「もう1回観に行きたい」と言うんじゃないかな、と思っています。そしたら、わたしも第5回目の鑑賞を、喜んで!!

 

ホンモノのROCK は、頑固一徹ばあちゃんを泣かせた。揺れる肩を隣に感じながら、「あぁ、あたし、やっぱ、このひとの娘よね」と思ったひとときでした。