のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

「あんたの代わりには、謝らんで。」

みなさま、こんにちは。

年末年始返上宣言をしているわたしですが、同時に、一応は「母」であり「娘」でもあるので、そちらの業務を完全休業とはいかず、今朝は娘とスーパー銭湯へ「朝風呂」に行って参りました。

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朝の空、ちょっときれいでした。ちょうど冬至直後ということもあり、「きっと湯舟にゆずとか、浮かんでるでぇ」と期待して行きましたら、やっぱり浮いてたよぉ~~☺☺ 「ゆずの香りプンプン」まではいきませんでしたが、10個ぐらいを1つのネットに入れたやつが3ネット、ぷかぷか浮かんでおりました。

 

で、ほかにもいろいろ湯舟の種類があって、そのなかの一つに娘と浸かっておりましたら、従業員の女性から、「申し訳ございません・・・」と声がかかりました。

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従業員さん「あのぉ、申し訳ございません。ほかのお客様にも気持ちよくご利用いただくために、長い髪の毛は、湯舟に浸からないように、結んでいただきますよう、ご協力をよろしくお願いいたします」

 

わたし「え? あっ、すみません、すみませんっっ」

 

…えっとですね、わたしは、ちなみにショートカット。髪が長いのは娘です。そして、娘は、もちろん、ちゃんとゴムで髪をくくっていたはず・・・。でも、そう言われるってことは・・・と、娘のほうを見ると、くくっているところから髪の毛がすこし垂れて、確かにちょっとだけ、湯舟に浸かってしまっていました。

 

わたし「〇〇、ちゃんとくくり直しなさい」

 

娘「はい」

素直に髪をくくり直して、湯舟に浸からないようにしました。

 

・・・けど、ですね。

わたし、聞こえなかったのよ、娘が従業員さんに「ごめんなさい」を言うのが。

 

わたし「ちょっと〇〇、あんた、いま、お店のひとに、ちゃんとごめんなさいって言うたん?」

 

娘「え? 言うた・・・」

 

わたし「うそ、聞こえへんかった。あんた、ちゃんと謝ってないやろ」

 

娘「・・・・・うん」

 

わたし「それ、あかんやん。自分があかんことしてたら、ちゃんとごめんは言わなあかんやろ? おかあさん、とっさに、すみませんって言うたけど、あれはあんたの代わりに謝ったわけじゃないで。あんたの代わりには、おかあさんは謝らへんよ。謝るとしたら、”うちの娘が、お行儀悪いことして、ちゃんと躾してなくてごめんなさい”って、おかあさんの、おかあさんとしての責任については謝るけど、それは、あんたの代わりちゃうからね」

 

娘「わかった。ごめん」

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一応、ちゃんと、素直に受け止めてたようで、「よしよし」って思いました。で、ふと周りを見たら、ちょうど、わたしのおかんぐらいの年代のおばちゃんたちが、お友だち同士で「朝風呂」に来られていたようで、何人かでかたまって、おなじ湯舟におられたのです。そんで、そのおばちゃんチームが、わたしに送っている目線が、なんか、笑っちゃうかんじだったんだけど、同じく「よしよし」な感じだったんです。

 

「あら、見てはったんですか?」っぽく、ちょっと照れクサくて私のほうも笑っちゃった。そしたら、おばちゃんたちが、さらにニコ(いや、ニヤッかな💦💦)っとしてくれた。

 

わたしがちっちゃい頃は、近所のおばちゃんとか、お風呂屋さんとか、公共の場に行ったら、よそのおばちゃんが、わりと普通に怒ってくれた。自分も、よそのおばちゃんに怒られても、別に違和感なかったです。だけど、最近は、それ、とっても難しい。うちの頑固一徹おかんは、それこそ、どこでも、やりますよぉ💦💦 「ちょっとあんた」みたいなかんじで。でも、それ、相手によっては、ほんと、ドキッとする展開になりかねない。私も、電車とかバスに乗ってて、よその子の振舞いで「おいおい」って思うこと、ありますけど、「ちょっとあんた」って声をかける勇気は、なかなか出せません。

 

だから、今日のお風呂で、そのおばちゃんチームが、「よしよし」っていう顔して笑ってくれたのが、なんか、懐かしい気がしました。子育ての先輩、人生の先輩が、「よしよし、がんばってるなぁ。それでよろしいよ☺☺」って見てくれた気がして。娘は、たぶん、あんまりピンときてないと思いますけど、私は、なんか、すごくうれしかった。そのあと、お風呂からあがっても、なんとなく、ぽかぽかした気分でいられました。

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駐車場から見た空が、朝イチのそれとはまた違って、気持ちよかった。

そして、「朝風呂」のあとは、「モーニング」でしょ(笑)。なんとなく、ひとにおいしいコーヒーを淹れてもらいたくて、手淹れのコーヒーを出してくれる喫茶店(カフェじゃないよ~☺☺)に行きました。

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サンドイッチがご自慢のお店で、テイクアウトもしてくれるので、娘のリクエストに応えて、お昼用のサンドイッチをお持ち帰り。

 

けっこう遅めの時間に「モーニング」だったので、お昼も遅らせて…と思っていたのに、「おかあさ~ん、お昼が待ち遠しくて、勉強に集中できません💦💦」と言うので、結局、わりと普通の時間に、お昼となりました(笑)。

 

ロースかつサンドと、フルーツサンド。ちょっとだけ残っていたカレーをコンソメスープでのばして「カレースープ」に変身させてサンドイッチのお供に。

 

今日は自宅で作業しております。私はリビングで、娘はその隣の自分の部屋で。お互いががんばってることを、近くに感じるひととき、これはこれで、「悪くないな」って思います。

 

そして、たぶん、なんですけど、もうすぐ、こんなお声がかかるはず・・・

 

「おかあさん、そろそろ、3時のお茶、しとくぅ?」

 

お~~いっっっ、食べることばっかり言うてないで、集中せんかいっっっ!!!

 でも、わたしもついつい言っちゃうんだろうなぁ・・・

 

「なにするぅ? 飲み物は何がいい? ミルクティでも淹れてあげよっか?」