のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

これは、偶然じゃない。

1年。

365日。

365回夜がきて、365回朝日が昇ったんだね。

 

今日は、わたしが、ジョンヒョンに出会った日。

 

今朝の通勤の車のなかで、初めて買った彼のCDを、ちょっと小さめのボリュームで流した。泣いちゃうかな、と思っていたけど、涙が出なかった。とても静かに、とても普段通り、彼の声が、音楽が、す~っとからだの中に入ってくるかんじがした。BGMでもなく、かといって、ものすごく大きく心を揺さぶられるのでもなく、ちょっと不思議な感覚。

 

この感覚は、きょう、初めて味わった気がした。自分という存在のそばに、とても自然に、自分を構成するもののひとつとして、ふつうに、居てくれる、そんなかんじ。毎日のなかで、相変わらず悲しくなるし、寂しくなるし、いとしくもなる。それはおんなじ。だけど、今朝の彼の声は、ちょっと違う響き方をして、わたしの中に入ってきた。

 

今日、ジョンヒョンの音楽を聴きながら、あるひとのブログを待っていた。そしたら、ちょうどいつもの渋滞スポットで停まったときにアップされた。

 

そのひとが、とっても大切にしてきた友だちと、おんなじ呼び方を、わたしがしていたらしい。”〇〇ねえさん”。わたしが、彼女のことを、そう呼んだことが、彼女をちょっぴり動かしたらしいことが、今朝のブログの最終章に書いてあった。

 

たまたま、わたしより、ちょっと年上みたいだったから。でも、誰にでも、その呼び方をしてるわけじゃなくて、彼女のことは、あるとき、そう呼びたくなってしまった。そんな、ちょっとした、ほんとは何でもない偶然が、今日は偶然に思えなかった。

 

わたしにブログの世界をみせてくれたのは、ジョンヒョンを愛するひとたち。

 

わたしに「伝えたい」っていう気持ちを教えてくれたのも、彼女たち。

 

そうして、ひとり、ひとり、つながるひとが増えていって、伝えたいことがうまく書けなかったり、いっぱい考えて書いたことが、それでも誰かを哀しいきもちにさせてしまったり、そんなことが、いくつか、何度か、あった。

 

「やめちゃおっかな」と思ったときに、「そりゃないよ」と書いてくれたひとがいて、「楽しみに待ってるよ」と声をかけてくれたひとがいて、考え直して、出直したら、「おかえり」と迎えてくれるひとがいた。

 

そんなの、星の数ほどあるブログのなかで、どうってことない、ちっちゃなことだけど、でも、わたしは、ここでたくさんのひとに出会うことができた。さっき書いた「ねえさん」が、わたしへの返信に書いてくれた「会ったこともない、会うこともないひと」。そうなの、会うこともないひとがほとんどなんだろうに、だけど、その、会うこともないひとに、わたしはとても大切にされている。わたしも、会うこともないひとのことを考えて、いとしくて、泣けてくることが、一度や二度じゃない。

 

それって、すばらしいと、私は思ってる。まさか、こんな世界が、自分のまえに広がるとは、ぜんぜん、ぜんぜん、思ってなかった。こんなつながりが、こんないとしい気持ちがあるなんて。

 

そのことを、あらためて、強く強く感じた、今朝の出来事。

 

今日は12月18日。わたしがジョンヒョンに出会った日。

 

これは、偶然じゃない。

 

「大切なひとを、大切にして、つながりあって生きていくんだよ」。

 

そう言ってもらった気がして、ならないんです。

 

あなたの、その美しいまなざしと心に、恥ずかしくないわたしになりたいと思います。

 

ありがとうね、ジョンヒョン。

 

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