こんばんは。
映画『YESTERDAY』のこと、昨日書きました。いっぱい書きたいことがあったけど、とにかく、できるだけフレッシュな感想を、と思ってアップしました。案の定、あとからあとから、いろんな気持ちがわきあがってきて、一晩以上経っても、自分のこころに収拾をつけることに苦労している次第です。
もう、だいぶネタバレ的なこと、書いてもいいですよね? いまをときめくエド・シーランが、本人役で個性的なキャラクターをもって、売れないシンガーのジャックがスターダムを駆け上がるための大きな後押しをする、重要な立ち位置を演じています。
その彼とジャックとの印象的なシーン。
「Hey Jude」のJudeを、Dudeに変えたらどうかって、エド・シーランがジャックに提案するんです。そのシーンの字幕で、Dudeは「相棒」と訳されていました。これは、きっと、ビートルズのファンのみなさんだけでなく、Judeが誰のことを指しているか、どんな思いを込めてつくられた曲かをご存知のみなさんにとっては、違和感大で、「それはないよ」って思われるだろうな、って思います。違和感ありすぎで、映画のなかでも、ジョークとして登場するぐらい。でも、正直なところ、Dudeっていう呼び方でも(最近の英語のニュアンスだと、男性が男の友だちに向かって気軽に声をかけるかんじなんだそう➡映画のパンフレットでピーター・バラカンさんが書かれてます)、というか、その呼び方が、きのうのわたしには、とっても響きました。
Hey Dude,Don't make it bad
Hey Dude,Don't be afraid
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ゆうべのブログでは Be Happy. って書いたけど、でもHappyになるのも楽じゃない。誰かをHappyにするのは、もっと楽じゃない。肝心なひとことや、少しの思いやりや、勇気や、踏ん張りや、そういうものが、思ったときに、思ったように出てこない。そのことによって、こぼれていってしまうものが、ある。その自分に凹んだり、足がすくんだり、何とかしようとして、それが、もつれた糸をさらに「だんご結び」みたいにしちゃったり、そんなことだらけ。
そういうわたしにとっては、Dudeって語り掛けてもらうことは、すごく胸にストンときました。ピーターさんがおっしゃる「軽い」かんじではなくて、もっと、いい意味で、もっとわたしの近くで響くかんじ、とでも言うのかな。もちろん、きっとそれは、リアルタイムの、あるいは、熱烈なビートルズファンじゃないから、なんだろうけど。
つまり、言いたかったことは、あらためて、こころに響いたってこと。これまでにも、オリジナルのビートルズのHey Judeを何回も聴いてきたけど、この映画をとおして、より強く、あったかく、響いたってこと。ジュリアンだけでなく、たくさんのJudeあるいはDudeを、これからも、勇気づけていくんだろうなってこと。
そのことを、書き留めておきたかった、今夜のわたくしです。
さぁ、今日は、仕事を持って帰ってきちゃってるんです。まだまだ、夜は、長い予感です。