この前の火曜日、仕事中に相棒ちゃんからメールがきたのが「こと」の始まり。
「おかあさん、解剖学の試験受けてる途中からしんどかってんけど、検温したら37.8℃あって、すぐ帰らされた。家で寝てます」と。
あ、とうとう来たな、と思った。電車通学だし、バイトもしてるし、友だちとも会ってるし、そりゃ、もう逃れようがないわ。
限りなくコロナが疑われるので、私は当然ながら暫定濃厚接触者となり、つまり、わたしも「すぐ帰ってください」の対象となって仕事を急いで片付けて、早退。
帰宅したらすぐ、相棒ちゃんを「家庭内隔離」へ。もともと一緒の部屋で寝ていたのだけど、わたしはリビングへ布団を運んで2Fと1Fに分離した生活スタート。
そうこうしているうちに、相棒ちゃんの熱が39℃台に上昇。アイスノンやら、水分やらを部屋に届けるのにもマスクをして、出てきたら手の消毒をして、アイスノンも消毒して、洗濯物は別にして、解熱剤を飲ませて、時々声をかけて・・・・・
翌日、かかりつけ医の「発熱外来」をネット予約して、予定時間を大幅に過ぎてからやっとドクターから電話があり、「おかあさん、ちょっとえらいことになってんのよ、もう、数がとんでもないんよ。PCR検査、最短で明日のお昼からの検体提出になるわ、ごめんやけど、家でゆっくり寝かせておいてあげられる?お薬だけ出しとくから、取りに来て」と。わたしが医療従事者だと知っているので、「心の声」みたいなのも含め、ドクターはダダダっと一方的にまくしたてて、わたしは相棒ちゃんの症状をちょこちょこっと報告した以外は、「はい」「はい」「了解」ぐらいの電話診察。
そのあと車でお薬とPCR検査の検体入れを受け取りに行って、診察の内容を相棒ちゃんの学校と自分の職場に報告して、忘れていた自分の食事を摂って、あっという間に1日が終わった。
その後、今日までの相棒ちゃんは、熱と喉の痛みはあるものの、これが彼女の逞しさだと思うのだけど、食べたいものをしかとリクエストしてきて、部屋に投入したミニ冷蔵庫の中のゼリーや茶碗蒸しや、ジュースもご立派に召し上がり、それ以外は「ちゃんと生きてるよな?」と心配になるほど爆睡して、重症化することなく過ごし、忘れた頃に「コロナ陽性でした」の結果報告をもらい、二人で拍子抜けして笑ってしまった。
わたしのほうは、家庭内感染の兆候はなかったけど、仕事を休んでいるとは思えないほどの疲労感で、別の意味で調子が悪かった。
家族に病気のひとがいるっていう経験をほとんどしたことがないせいもあると思うのだけど、やたら疲れた。
こうなる前は、「もし濃厚接触者で休むことがあったら、家の掃除、がんばっちゃおう」なんて夢見ていたのだけど、とんでもなく、そんな元気はありませんでしたわ(笑)。
で、仕事もいろいろ気になってくるし、職場の感染対策のリーダーとも相談して、5日間の自宅待機を経て、明日、出勤時に検査をして陰性なら、そのままお仕事再開の運びとなった。相棒ちゃんは、ちょうど夏休みに突入したこともあり、まだ自宅療養という名の「外出禁止」が続くのでありました。
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これは、ほんと、不謹慎な「心の声」なんですけども。
看病ともいえない程度の看病だったのだけど、5日間なんてあっという間でした。普段、5日休めるなんて、夢のまた夢なのに、なんだったんだ、ってかんじ。
なので、最終日の本日は、朝から突如、何かせずにいられない感じになりまして・・・。「そうだ、障子紙張り替えよう」などと思い立ってしまった。あまりにも、なにもしてなさすぎる自分が、我ながらちょっと悔しくて(笑)。
お恥ずかしいハナシですけど、相棒ちゃんが保育園のとき、おもしろがって障子紙に「プツプツ」っと指で穴を開けてから、かれこれ10年以上、障子紙をほったらかしにしてました(笑)。
もとの紙を剥がすところで思いのほか手間取ってしまい、本日時間切れ&根気切れ。
その代わりと言っちゃ何ですが、ミシンをダダダとちょっとだけ。
ずっと前にいただいた浴衣をほどいて布巾を量産。薄いあずき色のワッフル生地は、バスタオルとして売っていたものを10枚に切り分けて「台所のお手拭き」に。いろんな色を使うと、相棒ちゃんが布巾で手を拭いてたり、お手拭きでお茶碗を拭いてたりするので、一目でわかるように柄や色を統一してみた。あと、台所のお手拭きは、大きいタオルにしてしまうと、ごく一部しか汚れてないのに、洗濯のボリュームがかさむのがずっと気になっていて、一旦コンパクトなお手拭きサイズでやってみようと思う。
その他にも、洗面台の掃除、洗濯機の防水バン周りの掃除など、地味だけどずっと気になってた用事をいくつか片付けた。
駆け込みラストスパート、なかなかがんばったやん。
明日、寝坊しませんように・・・・・!!