のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

ちょっとしたことに落ち込む週間、明けた。

何なんでしょうか。

最近、ちょっとしたことに落ち込む日々でした。

 

元をたどれば結局自分に「根っこ」があることなのに、相棒ちゃんやら、頑固一徹おかんやら、そのほか、身近な人びとにトゲトゲしてしまったり、仕事でうまくいかなかったことについて、「お門違い」な言い訳を自分に対してしてしまったり、そういう自分にちょっと疲れて、大好きな台所しごとも、なんだか粗雑になって、食べるものも、なんだか心のこもらないものになってしまったり。

 

いやぁ~~~、なんか、しんどかったわ。

 

そもそも、わたしは割と、というか、かなり、くよくよ、いじいじ、うじうじするタイプなのだけど、何のスイッチなのか、それがやたらとひどくなる時があって、ここしばらくは、まさに「そういう時」のど真ん中だった。

 

で、それが「明けた」かんじがするのはなんでか、というと、意外や意外、頑固一徹おかんに愚痴ったから、かもしれない(笑)。

 

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ちょっと前に、頑固一徹おかんは、バスに乗ってるときに、お気に入りのメガネを失くしてしまった。そりゃ、大層に落ち込んで、めっちゃブルーになっておられたのだけど、「また新しいフレームを楽しんだらええやんか」と何とかなだめて、昨日、親子3代(うちは相棒ちゃんも近眼)お世話になっている眼鏡屋さんへおかんを連れて行った。とてもセンスのいい店主さんと3人、満場一致で、失くしたメガネと色違いのフレーム(前回がモスグリーン、今回、なんと赤です、赤)を選んで、そのまま頑固一徹おかんの家へ泊りに行った。

 

帰り道で、お魚のおいしいスーパーの半額のお刺身を買って、おかんが作っておいてくれた「ばら寿司(ちらし寿司)」と一緒にいただいた。

 

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おかんはご機嫌さんで、熱燗を1合と、缶ビール1本を吞みながら、いつもは威勢がよくて憎たらしい娘(わたしね、わたし)がボソボソっと愚痴るのを上手に傾聴してくれた。別に助言するでもなく、もちろん否定するでもなく。

 

で、何年ぶりかで一緒にお風呂に入って、おかんのベッドの横の畳に布団を敷いてもらって寝た。(あ、相棒ちゃんは、友だちと映画を観て、帰りに焼肉を食べに行くとかで、大喜びで単独行動)

 

夜中、何回か目が覚めたけど、二度寝、三度寝して、朝、少し早めに起きて、おかんが作ってくれた栄養満点の朝ごはんをゆっくりいただいた。

 

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「酒でも呑めたら、もっと楽になるやろけどな」とおかんは言ったけど、シラフでも、十分楽になりました。

 

腹立たしかったり、もどかしかったりする、いろんなこと、そういえば、その昔、頑固一徹おかんも同じようなことで烈火のごとく怒り飛ばしたり、やけ酒と思われる「寝酒」を呑んだり、してたよな・・・って思う。

 

なんか、やっぱり、自分は「おかんの娘」なんだなぁと思う。よくも、悪くも(笑)。

 

そんなことをぼんやり思った程度で、何がどう解決したわけでもないのだけど、なんとなく、いやな気持ちのしばらくが、明けた。

 

 

 

 

親って、ありがたいんだな、と思う。

もちろん、また、ケンカするんですけど(笑)。