のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

それぞれの、励まし。

引き続き、原稿と格闘している。

 

ずっと前は紙に鉛筆と消しゴムだったけど、いまはパソコン。そういえば、原稿を書く時、机の上が消しゴムのカスだらけになってたなぁ・・・。消しゴムを持つ手に力が入り過ぎて、紙がグシャッとなって、その紙を丸めて投げたりもした。しかも、鉛筆の持ち方が「なってない」ので字を書いては消して、を繰り返すのは、わたしにとってまさに肉体労働だった。

 

それに比べていまは楽チンになったけど、でも、苦労の末に納得いく文章が書けたとき、そこに至るプロセスを、丸まった紙や、消しゴムのカスで「よくやったぞ」と振り返ることができた、あの爽快感、達成感みたいなものが味わえないのが、ほんの少し残念。

 

・・・・・な~~んて、まだ全然書けてないのに、悠長なこと言ってる場合じゃないのだった。

 

でも、久しぶりにおっきな原稿に立ち向かっているわたしを見て、周りからいろんな励ましをもらっている。(このブログを読んでくださる皆さんからも。とてもありがたく、受け止めさせてもらっている。文字は届かなくても、なんだか感じるもの、あります。ありがとうございます。)

 

相棒ちゃんは、「おかあさん、お米洗っといたで」とか、「お昼はラーメン作って食べた」とか、LINEで報告が届く。食材を買って帰ったら、冷蔵庫に納めているあいだに、「テキトーやで」とおかずを作り始めてくれたりもする。あとは、上手にサボらせてもくれる(笑)。で、最後は、船を漕ぎ始めているわたしをみて「あ~、もう寝なさい!!」と通告してくれる。どっちがおかんか、わからない。

 

で、頑固一徹おかんからは、こんなメールが届いた。

 

こんなまとまった字数、久しぶりやな。

ええ経験になるやん。

〇〇さん(編集長)はそれを想定してあんたに書かせたと思う。

がんばりたまえ。

当分、ご飯はなんでもええやん。

 

なんとも力強い、母親から、というようりは、おんなの先輩からのエールに、胸が熱くなるような、照れくさいような、そんな感じ。

 

「音とも」とは、2、3日に1回は歌うようにしている。その時は、原稿のことは頭から完全にハズす。違うわたしのスイッチを入れる。これもまた、ある意味、励ましのような気がする。リセットして、また、向かうべきものに向かう。

 

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梅シロップ、とうとう完成しました。

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梅の実を取り出して、小瓶に分けた。

 

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で、朝から珈琲でゆったりした。

 

そして、梅シロップの最初の「届け先」は頑固一徹おかん。

朝風呂に入っているおかんのところへ、仕事前に持って行ってきた。

「いやぁ、もう出来たんかいな。うれしいな」と喜んでいた。味見したら、また短い感想をメールで送ってくれるだろう。楽しみにしておこうっと。

 

それぞれの、励ましに、ささやかな感謝の気持ちを、返していきたい。

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蝉がものすごく元気に鳴いてます。

夏、なんだね。