のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

ちいさな挑戦。

梅シロップ、10日目の朝。

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氷砂糖はほとんど溶けて、それと同時にシロップの色が少しずつ変化してきて、いよいよだな、と思っていたら、相棒ちゃんがフライングして「味見」していた。「おかあさん、めっちゃめちゃウマい」らしいです。楽しみだな。ワクワクするな。

 

シロップの写真の右側にちょこっと覗いているのはアイロン台の「足」。相棒ちゃんは制服のブラウスにパキッとアイロンをかけるのがお好み。わたしもアイロンがけは好きなほうだけど、今朝は相棒ちゃん、自分ですすんでやっておられたので、そのままお任せした。テーブルの上で、いろんな「おうちしごと」が展開されている光景って、とても心地いい。そんなふうに流れる時間のなかで、梅シロップも熟成されていく。いいな、とっても。

 

ここ数日、お料理でちいさな挑戦をしてみた。

 

先週土曜日の夕飯に、近所のスーパーで立派な鯛をまるごとさばいたお刺身が半額になっていて、ちょうど頑固一徹おかんが泊まりに来ていたので、女子3人で囲んだ。

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飾りでつけてくれていた「お頭」と「尾っぽ」があまりにも新鮮だったもんで、このままサヨナラするには忍びなく、数切れ残ったお刺身と一緒に「鯛めし」を作ってみた。

 

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これが、あなた、大層おいしかったのですよ。魚焼きグリルで焼いて、さらにだし汁でちょっと煮て、その煮汁でごはんを炊いた。相棒ちゃんのコメントが秀逸でびっくりした。「おかあさん、旨味と魚臭さは紙一重やなぁ」とな。まことにそのとおり。この度の挑戦ではバッチリ「旨味」になってくれていた。これは、「焼いて、だし汁で煮る」という手間が功を奏したものだと思われる。やっぱり、「手間」はちゃんと「結果」を出してくれるのだなぁ・・・、うん。

 

それと、おかんが炊いてくれた「あんこ」で、水ようかんを作ってみた。

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わたしは、あんこと「上澄み」みたいなところと二層になってるのがお好み。そして甘さ控えめで、ほんのり塩味がするぐらいがお好み。そういう細かい要望にマッチする既製品にはなかなか出会えない。そっか、こうして自分で作るのが一番だな、と、作ってみて思った。それにメインイベントの「あんこ作り」はおかんがやってくれるのだから、あとの手間なんて「おまけ」みたいなもんだった。おかんも「そんなに喜ばれるんなら、いつでも作るでぇ」とご機嫌さん。いいこと尽くめだわ。ちなみに、水ようかんを載せている豆皿、かわいいでしょ。これ、わたしのなかでは「家康皿」と呼んでいる。なんか、このシックな派手さが「徳川」っぽい気がするもんで。

 

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そんなこんなの、わたしのちいさな挑戦。その根底にあるのは、なんたって食いしん坊根性。おいしいものを食べたい。この欲求は、間違いなく、人生を豊かにしてくれる。まさに、食欲万歳!!