のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

そうきたかぁ・・・(涙)。

昨日、身近なひとが体調崩し気味とのことで、仕事場のわたしから、在宅中の相棒ちゃんへ「病人さんへのお届け物」をLINEでお願いした。

 

我が家に常備している薬と、体温計と、たしかレトルトのお粥が1パック残ってたはずだから、と伝えてから会議に出て、デスクに戻ってきたら、「渡しといたよ」というメッセージと一緒に、こんな写真が送られてきた。

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紙袋に詰めた荷物を上から撮ったものなのだけど、これを見て、泣いてしまった。

 

わたしが頼んだのは「お薬」「体温計」「レトルトのお粥」。

 

でも、こんなふうに、あんなふうに、とは何も伝えなかった。

 

 

相棒ちゃんの、細かい思いやりの数々・・・

①お薬の飲み方の説明

②お熱も測ること、というアドバイス(笑)

③ジュースの差し入れ

そして、一番心を動かされたのが

④あっためてスープジャーに入れたお粥

 

 

なんと、こんなこと、できるのかぁ。

 

まさに、

 

そうきたかぁ・・・・(涙)。

 

 

 

彼女に注文つけたいところは100ほどある。

 

でも、たったひとつの、この写真で、正直全部帳消しにできる。

 

 

ちょうど、とてもリスペクトして拝読しているブログで、子どもとの真剣な向き合いについての記事に触れて、「あたしの娘との向き合い方って、どうなんやろ」と猛省していた矢先の出来事だけに、心の揺れも大きかった。

 

 

褒められた母ではないけど、娘は褒められたものだ。

 

こんな世の中にあって、ちゃんと、人として大切なものを蓄えて、伸ばしている。

 

 

 

わたしは、ただ、そこに共存しているだけ。でも、その共存が、なによりの肥やしになっているのかもしれないな、と思った。

 

 

そして、その共存さえ危うい人々が、当事者だけのせいでなく、明らかに、どんどんと増えているということに、あらためて心が痛む。

 

 

人が、人として、伸びていく。

 

そのことが、あたりまえに保障される社会を、静かに、しつこく、展望しなくちゃ。

 

 

 

追伸

相棒ちゃんのやさしいきもちが届いたのだね。

「体調よくなりました」と、お礼のLINEが届いたとさ。

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