おはようございます。
ゆうべも相棒ちゃんは試験勉強。テーブルを挟んでわたしの向かい側で、生物の勉強をしておりました。真剣な表情。ふぅ~ん、そんな顔するんだ(笑)、とか思いながら、こっそり眺めておりました。期末試験だから、科目数が多くて、来週の水曜日まで続くそうな。がんばれ、がんばれ。
昨日は、前日から頑固一徹おかんと約束していたとおり、仕事帰りにおかんの家に寄ってきました。「なんかおかず作っといてあげるから、帰りに取りにおいで」というお言葉に、最近はどしどし甘えています。一方的にわたしが「つくるひと」だったときよりも、なんとなく、母娘関係がうまくいってる気がします。
ゆうべのメインディッシュは
キビナゴのフライと、自家製コロッケ。銀紙(アルミホイル、笑)と新聞紙で包んでくれるところが、なんとも懐かしい。つまみ食いさせてもらったけど、両方、めっちゃおいしかった。このほかに、ブロッコリーを茹でたものやら、生野菜をもらって、さぁ帰ろうとすると、
「新聞、おもしろそうな記事、切っといたから、持って帰って読んだらええわ」。
見出しだけチラッと見えたところでテンションあがりましたわよ~~。
だって、だって、ビートルズやねんもんっっ!!
「あんた、読むかなぁと思って」という、おかんの気持ちもうれしかったのですけども、もっとびっくりした一言が・・・
「あんた、読んだら返して。次、わたしが読むから」
ビビった(笑)。おかん、いつの間に(笑)。
そして続けて、こうものたまった。
「あんた、最近日曜日のビートルズのラジオ、聴いてる?あの、和田君っていう若い子、いつも元気に、『ぼくが誰より一番ビートルズのことを知ってんねん』と言いたい気持ちが声に出てるなぁ」
そもそも、NHKーFMの「ディスカバー・ビートルズ」を教えてくれたのはおかん(笑)。そして、その後もおかんは毎週皆勤で聴いているらしいのです。
「あ、でも、内容はあんまりわからんけどな(笑)」
いいの、いいの、わからんでもいいの。聴いてることが素晴らしい。どんな気持ちで聴いてるのだろう。「うちの娘が好きな音楽、どんなんやろか?」って感じかな。そもそも、彼女にかかると、大概の音楽は「やかましいだけや」という評価(笑)。なのに、ビートルズはちょっと違うみたい。具体的な感想を述べたことはないし、わたしも尋ねたことないけど、でも、春からずっと聴いているって、スゴいと思うのです。
それとね、おかんは最近、政治ネタの重たい記事の切り抜きを私に「これ読み」とは言わないのですよ。もちろんご自身ではいっぱい切り抜いて熟読してると思う。それ、知ってます。だけど、わたしに「切り抜いといたで」と渡してくれる記事は、今回のビートルズに代表されるように、わたしがちょっと喜びそうなものに限定されている気が、最近ちょっと、してきたのですよ。
正直、新型コロナのことだけでなく、仕事のなかで、依然としていろんな問題を抱えて日々を送っておりまして、それ、具体的におかんには言ってないのです。言ってしまったら、どんな言葉が返ってくるか、1000000%ぐらい想像つくから(笑)。なのに、きっと「消耗は最小限に。休息は最大限に」って思ってくれてるのでしょうね。なんかね、おかんの愛情を感じずにいられませんのです。
いくつかのことで、この先も、きっとずっと相容れないな、と思うことはあるのだけど、それでも、間違いなく、このひとはわたしのことを大事に思ってくれている。わたしも、そう。そのことを、ほかでもない、ビートルズをとおして実感できたっていうのが、なんか、カッコいいと思いませんか?(笑)
おかんの家にはテレビがありません。彼女はラジオとわたしがチョイスしたCDを聴きながら日々を送っています。「そろそろ飽きてきた」と言われると、うちにあるCDからよさそうなものをピックアップして、交換するようにしています。
そうだわ、次の交換のとき、ビートルズか、ジョン・レノンのアルバムを持って行ってみましょう。
どんな反応するかな。
やっぱり、
「あたしは、うるさいのは、嫌い」
かも、ね(笑)。
ゆうべの食卓は、ほっこりした空気に包まれていました。相棒ちゃん、いつもは晩ごはんのとき「白ごはんはやめときます」なのに、おかんからもらった白菜の漬物を見たら「あ、ごはん欲しい」ってさ(笑)。
いろいろ、おおきに、おかん!!