のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

おかんの歩き方と、母娘の食卓。

こんばんは。

 

今日は仕事の帰りに、頑固一徹おかんを迎えに行って、眼科受診の送迎担当。帰りに送り届けるついでに夕飯をおよばれしています。おでんとポテトサラダって、どんな組み合わせやの?(笑)でもこれがおいしいのですよ。

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「こんなおかず、写真に撮りなさんな」って止められたけど、でも、わたしは、このおかんの飾りっ気のないおかずが大好き。わたしのごはんのルーツは、ここにあるのだろうなって、いつも思います。おかんの家でごはんをよばれるときは、わたしは後片付けに徹して、準備はおかんに甘えるようにしています。「誰かに食べさせる」っていううれしさは、手間をはるかに超えると思うから。で、「おいしい、おいしい」と連発しながら、もりもりいただくことにしています。なんかね、懐かしい食卓です。相棒ちゃんがいれば賑やかで楽しいけど、おかんとわたしの母娘の食卓は、それよりももっとほわっとしています。

 

ところで、食事の前、車から降りておかんと歩いているときに気付いたのだけど、上半身ばっかり先に前にいって、脚がついてきてないかんじがすごくしました。

 

おかんにそれとなく伝えたら、「ひとりで歩くときは意識してるけど、誰かと歩くと話をすることとかに気持ちがいくせいか、そんなふうになってしまうなぁ」と。あんまり落ち込ませるのもいやだけど、でも、転倒しちゃわないか、気になって。言葉やトーンを慎重に考えながら伝えました。

 

なんだかんだ言ったって、おかんは今年で80歳。そりゃ、いろんなことに変化がでてきて当然のお年頃。きっとその変化に本人が一番敏感なのだと思う。いわゆる「現役時代」にバリバリにやってたひとなので、その分だけ「老いる」ことに対する不安とか、もどかしさとか、すごくあるのだと思う。それを、できるだけ受け止めたいと思う。けんかしてないときは、それなりにやさしいわたしです(笑)。

 

「あんた、そんなパソコンさわってやんと、はよ帰って寝なさい」と叱られましたので、そろそろ。

 

月曜日から、時間はとられたけど、でも、いい時間でした。

 

今日は満月。

 

さっき車の助手席で、おかんが「うさぎが餅つきしてるように見える気もするなぁ」なんて言ってました。おかんがそんなこと言うんだなぁって、ちょっと微笑ましかった。

 

帰り道で、もう1回、眺めてみようっと。