のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

大切なひとがいるのだから。

こんばんは。

 

久しぶりに1日に3回もブログを書いています。

 

夕方、ちょっと重たい会議を終えて自分のデスクに戻ったら、友だちから「仕事が大変やったぁ~」というLINEが届いた。がんばり屋さん、というか、がんばり過ぎ屋さんの彼女が愚痴ってくれるのが、わたしはとても好き。「はいはい、吐いてちょうだいな」とホクホクする。思う存分吐いていただき、そして、その大半が「わたしもおんなじやでぇ」な内容で(笑)、最後は「ほんなら、ごはん作りましょか」ってかんじで終わる。

 

車に乗って、夕方の渋滞ギリギリ回避のタイミングで家に辿り着く。ちょうどガレージに車を停めたところで、黙って遠いところからでも、わたしのことをいつも思いやってくれる友だちから「のんちに言及してブログをアップするよ」と連絡が入る。え~~~?!?! 〇〇〇さんの、あのブログで、ですかい? ハッキリ言って、わたしは彼女に憧れている。女子が女子に惚れてもいいと思える、そんなひと。「夜に出かけるつもりやから、帰ってきたら楽しみに読むね」と返すと、珍しく早めのアップだと。家に入って台所のカウンターでスマホを充電しながら、カウントダウンみたいに待つ。そして更新。・・・あぁ、8月6日を、一緒に音楽で黙とうしてくれていた。しかも、わたしのことを「大好きな友だち」と前置きをして。貼り付けてくれていた曲を聴きながら、ぽろぽろと泣いた。うれしいのと、悲しいのと、両方で。

 

その憧れの彼女に「ありがとう」のコメントを入れたところで、今度は、スイカが大好きな、年下の女の子のブログが久しぶりにアップされていたので、わくわくしながら開いてみた。そしたら、彼女はとてもかなしいことに直面していた。だからブログをお休みしていた。びっくりした。胸がぎゅっとなって、数行のコメントを送った。読んでくれる余裕はないかもしれないけど、でも、いつものように「ごはん、ちゃんとたべてね」と送った。がんばれ、がんばれ、そう思いながら、送った。

 

こんなふうに、夕方、立て続けに、大切な友だちと、いろんなやりとりをした。

 

友だちがブログに貼り付けてくれた曲をもう1回聴きながら、こんなふうに、お互いに大切に想い合っているひとたちが、あの日の広島にも、たくさんいたのに。どれだけのひとが、その大切なひとを亡くしたのだろうか、と想う。

 

大切なひとがいるのだから、私たちは忘れてはいけない。

 

大切なひとがいるのだから、私たちは想像しなくちゃいけない。

 

どの国に暮らすひとにも、同じように大切なひとがいるってことを。

 

軽んじられていいひとなんて、いないってことを。

軽んじられていい いのちなんて、ないってことを。

 

 

 

夕方の偶然の重なりに、あらためて、今日の、この日の意味をかみしめています。

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