のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

レコード&みかん狩り。

こんばんは。

 

たまたま朝のラジオで流れていた曲のことをブログに載せたら、読んでくれた人の想い出を呼び覚ましたり、好きだったものを再確認するきっかけになったり。

 

とてもうれしいことです。

 

その流れで、わたしも、「たしか、レコード持ってたんじゃなかったかな」と思い起こして、棚にちょっとだけ残っているレコードを1枚ずつ引っ張り出してみたら、

 

やっぱり、持ってたよ。

佐野元春さんの『No Damage』。

 

 

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いま、アンプがちょっと調子悪くて、レコードを鳴らせないのだけど、無性に聴きたくなって、アップルミュージックで同じアルバムを流しながら、歌詞カードを眺めてみた。思ってたよりずっと「歌える」んですよ。そして、曲順も、タイトルではなくて、イントロでなんとなく憶えてる。すごいな、音の記憶って。それで、たしか、どっちかの面に深い傷をつけてしまって、音飛びしたんじゃなかったかな。アンプが直ったら、確かめてみたいもんです。

 

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それから、kagenogori(id:kagenogori)さんが林業家だということを知って、想い出したのは、わたしの父のこと。父は、国有林を管理する「営林局」というところで仕事をしていました。わたしが小学6年生の夏に、家を出ていったので、あんまり一緒に出掛けた記憶はないのですが、kagenogoriさんのお仕事にまつわる記事を拝読していて、「あ、そうだ」と想い出したことがありまして。

 

父をはじめ、山の仲間たちは、四季折々、自分たちが管理している山に、子どもたちを含めた家族をハイキングに連れて行ってくれるのが、毎年の「お楽しみ」でした。確か、その写真があったはず・・・。

晩ご飯を食べてから、押し入れの奥のほうを探してみました。

 

そしたら、ちゃんとでてきたよ。

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和歌山県の山に、みかん狩りに行ったときの写真。

カップ麺みたいなのをフーフーしながら食べているのが、わたしの父。で、その向かい側でこっくりこっくりと舟を漕いでいるのが、わたしです(笑)。写真を拡大して見たけど、カンペキ、寝てます(笑)。この座ってる場所は、たしか、樹の切り株みたいなのがあってね、そこに座らせてもらっていた記憶があるんだな。山に登って、みかんをかご一杯にとって、お弁当を食べたら、へとへとになっちゃったんだろうね。なんか、我ながら、かわいいです。

 

父のこと、あんまりいい想い出はないって、決めつけていたんだけど、こうして懐かしい写真を眺めてみると、そういえば、楽しい思い出も、なくはない。ささやかなことだけど、でも、あぁ、大事にしてもらってたんだった、と、改めてちょっと感慨深いです。

 

ブログを書かせてもらって、いろんなひとが読んでくれて、自分が何気なく書いたことや、載せた写真や、紹介した音楽で、いろんなカプセルが開いたりする。それって、なかなか、豊かなことだと思います。

 

そういうの、静かに、楽しめたら、うれしいです。

わたしも、自分の好きなブログを訪ねて、そんなことに遭遇したいと思っています。

 

では、また明日。

 

おやすみなさい。