こんにちは。
ちょっと用事があって、週末のおたのしみだった「自分メンテ」に出かけられず、おうちで待機しております。
いきなりですが、
わたしの手芸熱は、突然に、前ぶれなく、急上昇いたします。
その時に備え、「あんたはお店でも出すつもりか」と言われそうなぐらいの手芸道具と、端切れ、毛糸、スタンプ、かわいい模様紙、など、などなど・・・・を取り揃えております。頑固一徹おかんから譲り受けた食器棚、ひとつまるまる、「手づくり関係道具入れ」になっています。
今日のアイテムは、革です、レザーです。
昨日、電話が一本かかってきました。
去年の秋に注文した、ハンドメイドの靴屋さんからのお電話でした。
新型コロナウイルスの影響で、イタリアからの革の取り寄せが大幅に遅れてしまったので、お約束の納期に間に合いそうにありませんが、もうしばらくお待ちいただけませんか?
というお電話でした。
もちろん、楽しみに、すごくすごく楽しみに待っているのだけど、その事情は重々理解できるので、快諾したうえで、
とっても楽しみにはしてますが、もし、お急ぎの方がいらっしゃったら、わたし、順番があとになってもいいですよ。
とお伝えはしておきました。靴屋さんは、「そんなふうに言っていただけて、ありがたいです」とはおっしゃっていたけど、順番はそのままで、とのこと。それでも7月の予定が2ヵ月ちょっと後ろにズレるようです。すべての工程を、ご夫婦で、ハンドメイドなさるので、「急ぐ」ってことはできないし、急がなくってぜんぜんいいのです。きっと、待ってるひとたちのこころの時計も、そんなにせっかちには廻ってないんだろうな。
ゆっくりと、ときどき想い出しながら、待てるというのは、実はとても贅沢なことなんだろうと思います。
靴を買いに行った日の記事です。なんか、懐かしい。いろんなこと想い出して、ちょっと泣きそうにもなります。
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でね、その靴屋さんに行ったとき、ちょうど「靴をつくるときにできる革の切れっ端」を袋詰めにするちっちゃいお楽しみイベントをやっていたんです。もぉ、そういうの、わたし、大好きやから、ひとりアツくなって、あれこれチョイスして「福袋」みたいにしたのです。
そのなかのほんの一部。
いかにも「靴の型紙をとったあと」みたいなカーブがすごくかわいくて。
ときどき引っ張り出してきては、革のいい香りに包まれながら、「何をつくろっかなぁ」って思いながら眺めるばっかりだったんですけど、
レザークラフトでいろんなものを作ってアップしてくださるどーなんさんの記事から、「あ、これ、作りたい」と思うもの、というか「これならわたしでも作れるかも」というものを見つけたので、親切丁寧な解説も拝見しながら、「つくろ、つくろ、つくろ~~」って思ってたんです。
なんだけど、最後の一歩が踏み出せず、眺めるだけの日々をしばらく送っていたのでした。
それが、昨日のお電話のこともあってか、今日、なんだかモクモクと「作りたい」気持ちがわいてきて・・・。
どーなんさんがアップしてくださっていたのはこちら。
一応、道具もちょこちょこと揃えて、スタンバってはいたのだけど。
さっきの革の切れっ端を眺めていたら、なんか、ちょっと違うことを考えてしまいまして・・・。
且つ、ほら、技術もまだまだ、ぜんぜん、なんにもできないひとなので。
とんかちでコンコンとかの練習も兼ねて・・・
ブローチ、作りました。
パズルみたいに、切れっ端を「あーでもない、こーでもない」と組み合わせていて、ふと思いついた。「あ、これ、鳥みたいやん」「あ、これ、半分に折ったら、鳥の羽根みたいやん」って。
とんかちを使ったのは、羽根をひっつけるところと、眼の穴をあけるところ。
あとは、裏面にブローチの金具を取り付けるところにも穴をあけて、レザー用の糸で縫い付けた。
丁寧な仕上げの場合は、断面の処理もしたりするのだけど、今回は、デビュー作なので、それもスキップ。
無印良品で買った生成りのバッグにつけてみました。
うん、わたし好み☺
端材をほとんどそのままの状態で作れたこと、本来つくるつもりでいたものから脱線はしてしまったのだけど、やっと革をつかって、自分のものを作れたので、とてもうれしいです。
これでちょっとだけ敷居が下がったので、次に思いついたものを、この勢いのまま、作ってみようかと思います。また報告いたしま~~す。どーなんさん、ご教示ありがとうございました。まだまだ、ぜんぜん、そこまで辿り着かないのですけど、楽しんで革を触っております。