のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

相棒とわたしの距離感。

おはようございます。

今朝は、我が家に2泊していた頑固一徹おかんが自分の家に帰るので、出勤の車に同乗してもらって送り届けてきました。朝のコーヒーをひとりでゆっくり飲みたかったので、早めに家を出て、仕事場のデスクで濃い目のコーヒーに豆乳をちょっと入れて飲んでます。

 

新型コロナウイルス感染拡大をみんなで抑止するために「STAY HOME」ってことだけど、やっぱり、今年80歳になるおかんに、「ひとりでSTAY HOME」っていうのがちょっと心配でしてね。とくに最近、食が細くなってきているおかんが、連日ひとりで食事をしてるというのが、なんとなく、わたしのなかでは心ざわつく光景。なので、できるだけ、うちに来てもらって、一緒に食事を、と思っています。

 

そのこと自体は、それで正しいと思ってる。思ってるのですけど、おかんがうちに来ると、最近つくづく思うことがあります。

 

それは、「距離感」を上手にとれないこと。

 

そのことをとおして、最近しみじみ思うことがあります。

 

それは、相棒とわたしの、絶妙な「距離感」。というより、相棒の「おとな」な気遣い。

 

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基本的に、台所に一緒に立つとき、食事をするとき、一緒にK-POPを聴いたり、韓国ドラマや「名探偵コナン」を観るときは、思いっきり会話します。一方的にどちらかが喋って、片方は頷き専門のときもあるけど(笑)。ゆうべの食事もそう。

 

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わたしがスープをつくって、お魚を焼いてる間に、カウンターで娘がキャベツの千切り。そのあいだじゅう、あれこれベチャクチャと喋りまくり。ちなみにゆうべの話題は「高校の休校期間がゴールデンウィーク明けまで延長やでぇ!!!」の件および「布マスク2枚を送るのに、お金はおいくらかかるか?」の件。

 

おかんも交えて、そりゃ賑やかに、女子3人で喋りまくりました(笑)。

 

だけど、食事が終わって後片付けが済むと、相棒は、お風呂のスイッチを入れたあと、自然と口数を減らして、リビングのテーブルでひとり韓国ドラマの続きを視聴開始。わたしは、相棒が昼間に焼いてくれたリンゴケーキを頂きながら、おかんとしばし会話。

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でも、実はここんとこが、いつもと違うのです。

 

夕食後は、暗黙の了解で、相棒もわたしも「じぶん時間」なんです。お互い、なにか用事がない限り、同じ部屋にいても、あんまり話しかけません。わたしは最近ピアノを弾いてたりするから、そうすると部屋も別のところに移るわけで。「お風呂湧いたよ」「お先にあがったよ」「おやすみ」ぐらいしか話さないことも、よくある。

 

でも、おかんがいると、そうはいかない。あれこれ話しかけてくるし、受け答え、もちろんするし。そして、日を重ねていくと、それが、しんどくなってくる。

 

いかにわたしが日常、相棒の気遣いによって、心身を解放されているか。おかんと数日過ごすと、そのことを痛感するのです。

 

とくに最近は、仕事をしている約10時間、新型コロナウイルス関連の心配事でかなり張り詰めていることを、きっと娘は感じ取っているのだと思います。わたしがやたらと話したがるときは、黙って「頷き役」に徹し、ヘロヘロだなぁと察したら、「肩揉んだろか?」とか言ってくれたりもする。

 

かといって、自己犠牲の上にそれがあるかというと、そうでもなくて(笑)。ちゃんと自分の主張、自分の要望はとおしてこられる。なんと立派、なんと逞しい。

 

そういう相棒のおかげで、わたしはこの毎日を、なんとかやっているんだなぁ。それがあるから、おかんのことも、ちゃんと大事にできる余裕をもてるのだなぁ。

 

有難いひと。

 

あらためて、感謝のきもちを確認する、朝のひとときです。

 

さぁ、今日も、折れないで、いこう。