のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

雨が、やんだ。

おはようございます。

大阪は、明け方にものすごい風雨でした。

玄関に止めている娘の自転車が、カバーごと飛んで行ってしまうんじゃないかと、半分覚醒しながら、でもからだを起こせずに、ぼんやり思いながらの朝でした。

 

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ただいま11時前。

ウソみたいに雨がやんで、風もやんで、静かな静かなお昼まえです。

 

見送った友人は、自分のことでまわりが気を遣ったり、なにかマイナスな影響を受けたりすることを、とてもとても嫌がるひとでした。

 

なのに今朝、あんなにものすごい風雨。

 

「そうやろ? 最後ぐらい、そうやって暴れたらええねん」

 

そう思いながら、布団のなかで雨と風の音を聴いていました。

 

それなのに、ね。

 

わたしが動き始める頃には、ちょっと風が弱くなり、傘を差して坂道を上る頃には、雨足も弱まり、そして、お昼まえのいま、何もなかったみたいに静かです。

 

「あ~、やっぱり、そうやって、誰にも迷惑かけずに、誰も困らないようにするんだね」

 

らしい、といえば、とても、らしい。

 

でも、なんか、ちょっとさみしい。

 

一日中雨でもよかったよ。風がびゅんびゅん吹いててもよかった。

 

だけど、やっぱり、それがきみ、だったのだろう。

 

 

 

朝は家族よりも早く起きて、洗濯機を回し、できあがった洗濯物をベランダに干して、順番に起きてくる家族に朝ごはんを食べさせて、子どもを保育園に送って行く。

 

「しんどいときは、『もうムリ!!』って言えばいいやん」ってわたしが言ったときも、「それが一番段取りがいい。それが一番自分の気持が楽やから」と全然取り合ってくれなかったよね。

 

 

今日も、みんなが動き出す頃には、風も、雨も、止ませてくれて、さすがだね。相変わらず、やっぱり、きみらしい。

 

 

そういうとこが、一番すきだったけど、一番はがゆかった。

 

今日も、そうなのかよ・・・・って、ちょっと思ってるよ(笑)。

 

 

 

 

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みなさんに、お願い。

 

おはようございます。いろんな、あたたかいコメントをいただいて、そのたび泣いて笑って、しています。しばらくは、何も書かずにいようかな、って少し思ったんです。いまも、思わないでもない。友人は、「ブログにリアルな自分が飲み込まれないようにして」って、わたしに何度か意見したことがありました。でも、おかしなもので、きっと友人は、わたしのブログの影響で(と、勝手に思っています)、自分の病気のことを、まわりにカミングアウトしました。わたしとしては、もっと話してほしかったことがあったように思うけど、でも、「あの」友人にしては、ほんとうに上出来に、自分を、とくに自分の弱さを、見せる場面がありました。

 

そのような友人とのやりとりを考えたとき、「わたしのいないところで、勝手にいろいろ、ヒドい話や」と言われそうだけど、でも、素直にいろんなことを吐露できなかった友人のことを、わたしのことばで残すことも、「あり」なんじゃないかと、ふとそんなふうに思いました。

 

ここ数か月のわたしのブログに「ごはん」がたくさん登場したのも、友人の影響が大きかったと思っています。完全に一方通行ではあったけど、「大事なひとにおいしいものを食べさせる」ことにギリギリまでこだわっていた友人に、「わたしはちゃんとやってるよ」と伝えたかったところが大きかったと思います。

 

それは、これからも、きっと続いていくと思います。もちろん、元気に暮らしていくつもり。ずっと泣いてばっかりはいないつもり。だけど、わたしの夢見る「のんち食堂」には、友人と切磋琢磨した想い出を、ちゃんとちゃんと盛り込みたい。

 

今日のように、ときどき、友人のことを、直接間接的に書いていくことを、みなさんに共有していただければ、こんなうれしいことはありません。それと、しばらくは、頂くコメントを、非公開にさせていただくことをお許しください。

 

 

勝手を申し上げますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

のんちより。